アヒージョ好きのビーバー

世の中の本質を、自分なりに考え、解説します。正義感が強く、偉そうなもの、金持ちには、牙を剥きます。

キッズウィーク

よほど、支持率続落がこたえたのか、今度は経済界からの要望を受け、【秋休み】ならぬ【キッズウィーク】の提案がなされた。

 

自分が困ったら、世の中が求めてもいないのに起死回生とばかり、新しい施策を打ち出してくる。第1、プレミアムフライデーすら十分に理解されていないではないか。金曜日に早帰りをして、「ああ明日は土曜日だから、もう思いっきり飲むもんね」とでも国民は思うと考えたのであろうか。

それも、給料はなかなか上がらず、小遣いも増えてはいない。明らかにアベノミクスは失敗だったのだ。大企業の味方だから、そんなことは、御構いなし。それは、最大手の自動車会社の最高級車のフロントマスクに似ている。あんなブッサイクなのに、そのうち慣れてなんとかなるだろうと構えている。まるで王様だ。セフィーロの二の舞になるかもしれない。

 

プレミアムという言葉は、やはりプレミアムモルツにこそふさわしい。あの天然水に、ダイヤモンド麦芽と欧州産アロマホップを加えた愛するうまさ。世界一のビールを目指し、ヴァイタートリンケンの合言葉で味を追求しているサントリーの、ビールである。ふだん第三のビールを飲みながらも、知り合いの結婚式はないか、誕生会はないか、夏だけど明日クリスマスは来ないかと、プレミアムモルツに出会えるチャンスを、そわそわして待っている私にとって、憧れの言葉なのである。

f:id:deebtomy8823:20170719152912p:image

さて、キッズウィークである。

それはそれとして、夏休みは短くされている。あの受験産業からの圧力に屈し、いや、パーティー券かもしれないが、日本だけ、読み書きそろばん、何も考えないで、記憶しましょうという昭和30年代の勉強に戻ってしまった。思考力なんかテストでわかるものではない。おまけに、採点もお手伝いしましょうと、ものすごく儲かる学力テストを、全国の高々小学生にさせるようになった。学力が、何かわからないままに、である。世界でも珍しく、クイズに答えられる力を目指さされている学校は、誰も何も言っていないのに、おぼっちゃまの勝手な思い込みで、学力低下を攻められ続けた。後の働く人の代表であると勝手に錯覚した労組貴族政権は、何も理解できなかった。いよいよ、また、おぼっちゃまになり、ますますそれは過熱化している。

学校にはゆとりがなくなり、夏休みを削り授業を行う。終業式や始業式を変更することによって、いつの間にか小学生は1週間、中学生は2週間、夏休みが減ってしまった。親は、マスコミと受験産業が一体となったゆとり批判に絆され、時間が多ければ、賢くなると勘違いして反対しなかった。

これからは、子どもの前で、夏休みは40日という言葉を、使ってはいけない。嬉しがって昔した虫取りや海水浴の話などタブーである。昼寝、夕涼み、家族旅行などだらだらした生活ぶりは決して口外してはならない。今の子どもは、おぼっちゃまのお友達の受験産業が作ったプリントをして、わけのわからない学力というものに立ち向かうのだ。

そんなかわいそうな状況に追い込んだのも、産業とよばれる経済界なのである。

 

そのくせ、またまた、経済界からの要望である。そう言わせているのかもわからないが、とにかく臭い。子どもにとっても迷惑な話である。

 

夏休みは暑いから休むというものではない。家で教育するチャンスである。学校では気づかない事に気づかせることができる。別の世界を観にいかせる。役に立たない学力と、学力テストにかまけている学校に、行かないことのよさに気づく時間である。何もないことを味わうことである。なんでもやりたいことは見つかる。それが、これから大切な力なのである。そのためにも、総合学習の時間が面白い学校を選んでかよわせたい。

夏休みだから、自分の子どもを休ませちゃうのも世の中を変える事につながる。どうせ、プリントしかしない。全て受験産業が仕組んだこと。こどもが勉強が理解できていると思えば、行かさないでおこう。「わかったか」という確認の勉強だから。

キッズウィークという、新しい言葉に騙されてはいけない。夏休みを40日確保させた上での施策でなければインチキだ

 

それにしても、子どもの、出席日数を見ると、標準をずいぶん超過している。この国は、子どもにまで超勤させている実に人権感覚の低い国だということを忘れてはいけない。次は教育勅語かな。