アヒージョ好きのビーバー

世の中の本質を、自分なりに考え、解説します。正義感が強く、偉そうなもの、金持ちには、牙を剥きます。

行きも帰りもJRは

今朝は、ずいぶん早くに家を出た。しかし、2つほど信号を渡った時に、携帯を忘れていることに気づき、引き返した。無事、携帯と充電器をコートのポケットに入れ、そそくさと、先ほどの遅れを取り戻そうと、急いで靴を履き、玄関を閉め、何事かと、小屋から出て来た、愛犬りょうの頭を撫で、門を、がしゃんと、けたたましい音と共に閉じた。

 

俊足の貴公子、陸王など、ありとあらゆる褒め言葉を浴びせながら、どすどすと、駅に向かって走り始めた。

1つ目の時間のかかる信号機で、青に変わるまでの間、二軒隣の旦那が、車で颯爽と駐車場から出ていくのが見えた。暖かそうだ。駅まで頼めばよかったのになと、何のあてにもならないことを考えながら、ポケットに手を突っ込んだ。

 

ない。無い。ナイ。

あの、いつぞや大騒ぎしたICOCAの定期券がない。確か、財布の中にあるはずと探して見ても、あるべきところにない。

もしや、昨日は確かモンベルの  アレ?

今朝着ているのは、なんと茶色のコートではないか。あーあ。ということで、またも門を開けた。幸いすぐに見つかったが、もう、この遅れは、普段の日と寸分違わない時間となってしまった。

あの吊革運動女史と、同じ時刻である。大変だ。とにかく、靴を陸王を履き変え、顔を茂木の顔にし、ひたすら電車に間に合うために急いだ。

 

3分前に着き、もう大丈夫だ。例え気まぐれで1分前に電車が入ってきても十分に対応できる。もう余裕だもんねと、それでもエスカレーターを駆け上がりながら、案内表示を見ると、なんと遅延のお知らせ。4分。えー?

まあいい、まだ来ないんだと、落ち着いて対応したが、どこかの駅で、病人が出たので、遅れたのだ。とのこと。

言い訳のように、駅を発車するたびに説明するから、うるさいのなんの。まあ仕方ないが、朝からバタバタであった。

病気の人大丈夫だったのだろうか?

 

一応働いて、また、JRに乗り帰途についた。今度は赤色の、お知らせはない。

一安心と思いきや、座ってからしばらくすると、減速し始めた。なっなんだ、と思ったら、車掌の説明が流れた。先行していた快速の車両に異常音が発生し、点検をするために、運転を打ち切り、そのため、この電車も途中で運転を打ち切るという。

なんてこったパンナコッタ。

 

やがて、寒風吹きすさぶ、薄暗いホームに放り出された。