日清焼きそばの作り方 たぶん2
またまた、袋麺を健康に美味しく食べるための実験結果の公表である。
袋麺は、基本1つの鍋で作るのが基本である。沢山の鍋を使い、めんどくさくも作業をいくつかに分けて作るのは、もともとの袋麺の誕生の立場性からいうと、間違いではない。
そもそも、袋麺には、インスタントラーメンという称号があり、安藤百福が発明した当時は、①おいしいこと、
②保存できること、
③調理が簡単なこと、
④価格が適正なこと、
⑤安全なこと、
を目標にして、開発に明け暮れ、味付即席中華めん「日清チキンラーメン」を生み出した。
当時は、1食35円という価格で、中華そばを店で食べるのと変わらない値段であったという。
決して高くはなかったものの、製品の安定供給が開始され、また後発の食品会社がこぞって新製品を開発販売したため、値段も安価になった。ゆえに、夜食の友となり、金欠時の赤十字救援隊となるのである。一人暮らしの友、下宿生の主なエネルギー源として、確固たる地位を得て、袋麺は君臨することになる。カップ麺ができるまでは。やがて、カップ麺が台頭し、人々が、入れ物と調理器具と食器が一つになったカップ麺の様相に慣れた頃、同時に、鍋一つで作れる、いや、鍋一つで作ることこそ、インスタントラーメンなのであるという運命共同体のような密約がどの家庭でも交わされ、袋ラーメンは、ますます、手軽に、短時間に、簡素に作ることを強制されるに至ったのである。
そういう意味では、日清焼きそばは、フライパン一つで仕上げなければならない。しかし、先日からの揺さぶりがある。麺を揚げている固形油には良からぬものがあるかも知れねえという危惧がある。今まで何十年も一つのフライパンで仕上げてきたわい。と胸を張るだけではいけなくなってきた。それでは、どうするのか?
2分ほど麺を湯がき、麺をザルにとり水で洗う。
その湯を捨て再び野菜と少量の水で麺を炒め、ソースを入れる。
少し柔らかいけれど、油分は抜けていて、それなりに野菜の味が引き立つ。油がいる方は、野菜と一緒にベーコンを打ち込むべし。炒める時間を最短にするために、生肉は禁止。
こうすると前回実験した麺の縦割りという面倒な作業は省略できる。精神的にも、ゆとりができ、抜け毛や胃痛から解放される。
おためしあれ。