アヒージョ好きのビーバー

世の中の本質を、自分なりに考え、解説します。正義感が強く、偉そうなもの、金持ちには、牙を剥きます。

愛犬りょう29

りょうを、母の洋間に上げて、午前中は仕事に出かけた。あの、オットセイのような声で鳴かれると、やはり近所迷惑かもと思う。そんなことを言う人などいないが、隣のビーグル犬が夜鳴きをしていた時には、夫婦していつも申し訳ないと言われた。いつか、あんな風になるのか。

それより、母が1人で見てくれている方が、余計に心配である。

 

3時に仕事を終えて、急いで帰った。洋間を見ると、りょうは小屋から出て板間で寝ていた。

ボロ雑巾のように。母は、もうお医者さんで最後にしてもらってもいいと言い出した。

 

犬は、人間と同じことを思っていないと言われる。これは、ひかりテレビで長らく犬の気持ちをプロが説明していた。だから、お医者さんは、あっさりと手に負えなかったら連れて来てと言うのだと思う。柴犬は、不幸な結末を迎えることが多いと言われる。腰が弱いから歩けなくなる。寝たきりになるなど、悲惨な場合が多い。どうしてなのだろうか。血が濃いいのか?狼に近いからか?

とにかく、母は、関わりたくないと思っているようだが、自分のご飯よりも柴犬のりょうの方が贅沢である。基本がご飯だから、とにかくよく炊飯器でご飯を炊いている。夜は、好きなドッグフードを、与えるのだが、溢れた米やおかずは、翌朝のスズメの餌になる。りょうは、自分のドッグフードを狙う鳥が一番嫌いなのに、目が見えないから、今はフレンドリーである。

 

近くのホームセンターに、りょうの部屋に敷く防水のカーペットと、その上に敷く吸水シートを買った。また、犬用のオムツも買った。りょうに合うかどうか体重を考えて買った。脱臭剤とエリエール18ロールも用意した。もちろん関西は、シングルである。

 

帰ると、まだりょうは寝ていた。母に聞くと、いま水をたくさん飲んだ。末期の水だという。

気持ちが、だんだんと悪い方に進んでいる。

母と一緒にカーペットを敷き、防水シートを止め、りょうにオムツをしてやった。尻尾が太く、オムツは小さく見えたが、ゆるゆるだとかえって困るだろうとも思うし、その具合がわからない。小さかったら、後のオムツが全てダメになる。安いのもあったが、性能を優先して、ユニチャームのを買った。

赤ちゃん品質。ごわつかないから嫌がらない。12時間吸収。お知らせサイン。など、前向きの文言が踊っていたからだ。何より、柴犬の写真。

 

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つけてやると、すぐに起き上がって、ウロウロし始めた。柴犬は、自分の住まいのそばでは、用を足さない。きっと、トイレだということで、オムツを外し、散歩に連れて行った。

 

結局今は、また、庭をウロウロして、呑気に自転車の間や、植木鉢の隙間を徘徊している。

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鳴いたら、すぐに体をつついてやれば止むこともわかってきた。母も、前向きになってきた。