アヒージョ好きのビーバー

世の中の本質を、自分なりに考え、解説します。正義感が強く、偉そうなもの、金持ちには、牙を剥きます。

32パーセントのバカ

安倍は、今回の西日本豪雨で、スピード感をもってと、言いながら、人の不幸に漬け込んで、強いリーダーをイメージさせ、人気アップを狙っている。

 

死刑執行も、絶妙なタイミングで、死刑ショーを展開し、その前夜打ち上げパーティーをしていた。

なんという神経だ。

 

このドタバタに乗じて、カジノ法案を成立させ、参議院議員定数も、自民党の都合で増加させた。全く、市民感覚がない。非常識だ。

 

マスコミは、わざと、この状況を正確に伝えない。フジと読売は、もう宣伝隊に成り下がり、こんな憂鬱な社会を騙してしまおうと、バラエティに興じている。

 

こんなカラクリを、見抜けず、現政権の偽物復興政策を支持する国民が32パーセントもいるという。どんなにバカにされようと、バカ殿に仕えた江戸時代の感覚を持つ国民が、32パーセントもいて、悪だくみを助けているのである。

 

和田アキ子は、加計学園や、森友問題は、どうなっているのだと、不満を漏らしてはいたが、テレビに出ている人たちは、そういう大人としての判断はできないのだろうか。

 

芸能人のスキャンダルや、大雨被害の復興ばかり報道する中で、あの安倍スキャンダルは、報道されなくなった。

これは、立派な世論操作である。

 

いい加減にしろ。

フランスのパリ祭があったが、民主主義の総本山に乗り込むほど、日本は民主主義ではない。

民主主義を貫くフランスのミリタリーパレードに自衛隊が行進したのは、恥ずかしい限りである。

ちなみに、安倍政権の与党には、フランスでオウム真理教と同じ危険宗教団体に指定されている宗教団体も属している。恥ずかしい。

 

AERAて、古賀茂明さんは、次のように解説している。バカにはわからないだろうが、必読である。

 

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AERAより

西日本を襲った記録的豪雨により、死者が200人を超えた。行方不明者の数も多数だ。

 気象庁が臨時の記者会見を行い、記録的な大雨となるおそれがあるとして厳重な警戒を呼びかけたのが7月5日の午後2時。最悪の場合には、かなりの災害になることは、政府関係者には予想できた。テレビの報道番組や天気予報でも、その日の夕方から、繰り返し、視聴者に注意喚起をしていた。

そんな状況下の5日夜、安倍総理を囲んで自民党議員が大宴会を開いていたことを自民党議員自らがツイッターなどで大々的に拡散するという不祥事が起きた。詳細は省略するが、例えば、片山さつき参議院議員は、「今日は27回目の #赤坂自民亭 @議員宿舎会議室、若手議員との交流の場ですが、#安倍総理 初のご参加で大変な盛り上がり!内閣からは#上川法務大臣 #小野寺防衛大臣 #吉野復興大臣 党側は #岸田政調会長 #竹下総務会長 #塩谷選対委員長、我々中間管理職は、若手と総理とのお写真撮ったり忙しく楽しい!」とツイートして盛り上がっていた。

 片山氏は政治的には、ほとんど存在感のないただの議員だが、もっと罪深かったのは、官邸の要職に就いている西村康稔官房副長官のツイートだ。こちらも、

「今夜は恒例の自民亭。衆議院宿舎の会議室で、月一回食べ物やお酒を持ち寄り、党幹部と若手議員のざっくばらんに話す懇親会。選挙区の悩みを相談したり、地元の名産PR。今日は、安倍総理、岸田政調会長、竹下総務会長が勢揃い。和気あいあいの中、若手議員も気さくな写真を取り放題!正に自由民主党」と無邪気にはしゃいでいた。

 官房副長官は、官邸で、総理や官房長官を補佐する重要なポストだ。本来であれば、安倍総理に対して、「今日は大きな災害が発生するかもしれないので、お酒の席は避けていただいた方が良いかと思います」と進言するべき立場にあったが、今の安倍政権では「YESマン」と「よいしょマン」だけが重用される。自ら宴会の模様を拡散して、大ひんしゅくを買い、結局謝罪に追い込まれた。

「先憂後楽」という言葉がある。新明解四字熟語辞典(三省堂)によれば、「常に民に先立って国のことを心配し、民が楽しんだ後に自分が楽しむこと。北宋の忠臣范仲淹(はんちゅうえん)が為政者の心得を述べた言葉」とある。今回、安倍総理らは、まず、自分たちが楽しむことばかり考え、国民が大災害で苦しむ姿を見て、慌ててそれを憂うふりをした。「先楽後憂」の政治だ。明らかに国の指導者として失格だということを示している。

■オウム死刑執行をショーにした安倍政権

 西日本で大水害が広がる7月6日の朝、オウム事件の死刑囚のうち7名の刑が執行された。日米を除く先進国や多くの途上国も含めて、今や、死刑廃止が大きな流れとなる中で、世界中から批判され、また大きな関心を集めたが、7人の大量処刑ということの他に、二つの点に驚いた。

一つは、事前に情報が漏れたと思われること(後述)。もう一つは、その前夜、前述の自民党の大宴会に安倍総理上川陽子法務相が出席して酒を飲んでいたことだ。

 特に、後者については、私は、ほとんど信じられない思いになった。

警察官や検察官が、取り調べ中の被疑者が自殺した場合、大変なショックを受けるという。貸付先の中小企業の社長などが借金苦で自殺した時の銀行マンも、自責の念に囚われてノイローゼになる人もいると聞いたこともある。自分が決定したことでなくても、大変な精神的ショックを受けるのだ。

 総理あるいは、法務大臣として、オウムの死刑囚に対して、今やらなければならないというわけではないのに、自ら、7人もの生きている人間を殺せという命令を下す。その執行前夜に、どんな心境になるのか。その精神的重圧はどん

死刑のことは知らない議員たちと、「楽しいね」と酒を酌み交わすなどという気持ちには、絶対にならないはずだ。

 普通の人間なら……だが。

 やはり、安倍総理もその取り巻きも、どこか精神を病んでいるとしか思えない。

 7名のオウム元死刑囚たちの死刑執行の異常さは、歴史に残るものだった。これまでは、静かに死刑を執行し、その後で公表するというのが通例だったが、今回は全く違った。6日午前8時40分過ぎ、TVキー局がほぼ同時のタイミングで、麻原彰晃松本智津夫)元死刑囚の死刑執行手続きが済んだという報道を始め、その後も他の6人の執行手続き、7人の死刑執行の報道がほとんどリアルタイムで流れた。まるで、「死刑執行ショー」の場外実況中継だ。

 安倍総理は、右翼の支持層に対して、総裁選前に、毅然とした強いリーダーという印象をあらためてアピールしたいという意図でこれを行ったという解説がなされている。NHKは、死刑執行前の7時ごろ、執行に立ち会う検察関係者が東京拘置所に入るのを撮影し、死刑執行後にそれを放送したということだ。政府が、確実に大きな報道にしようとしてリークしていたことがわかる。

ただ、私には、どうしても理解できないことがあった。死刑執行がなぜこの日なのかということだ。単純に考えると、カジノ法案、参議院の定数6増法案など、国民に評判の悪い法案を通していくために、報道ジャックをして、国民の関心を国会からそらそうと考えたということかもしれない。しかし、そうであれば、普通は、法案が成立する最終段階で、例えば、強行採決に合わせて死刑執行を行えばよいはずだ。6日にやってしまうと、数日はこの話で盛り上がっても、その後国会で法案審議の山場を迎えた時には、新たな目くらまし弾が必要になる。

加計学園「総理案件」再発封じか?

 また、死刑執行が、元々予定されていた安倍総理の欧州訪問(後に中止)直前だったということも腑に落ちない。EUとのEPA経済連携協定)の署名式が予定され、記者会見では、死刑反対が常識となっている欧州諸国の記者から強い批判が出ることを政府は十分認識していたはずだ。総理が帰国してから、国会での法案強行採決に合わせて執行する方がずっと安全で効果的だったのではないか。

【後略】