今どき薩長だなんてアホか？
首相は２６日、鹿児島県鹿屋市で開かれた森山氏の後援会合に出席し、新時代の「薩長」の絆を大切にする考えを強調した。
昨日の大河ドラマを意識したのだろう。
なぜ今、薩長同盟なんだろうか？
第一、自分の主張を通すために、どうしようもない徳川家を見限った薩摩と、朝敵の汚名を着た長州が、武器を売りたかった坂本龍馬商店の勧めで手を組んだに過ぎない。
薩摩も長州も、本当にやる気があれば、とうの昔に反攻できたものの、先読みできる指導者の不出と、その時代を乗り越える価値観の未成熟により、まんまと260年の長きを、徳川に任せてしまった。そこに、黒船が現れ、慌てふためいて、倒幕に動いただけの話である。
武士は、建武の新政で、後醍醐天皇に裏切られた。武士の立てた功労は、全てが公家に配分されるという理不尽な思いに嫌気がさした。公家を敬っていたのではない。
さらに遡れば、平安貴族は、詩歌、音曲にうつつを抜かし、遊び呆けているだけで、懸命に田畑を耕す者からの年貢を浪費するだけの存在であった。力仕事をする武士が発生し、やがて、世の中の矛盾を憂い、平清盛が武家政権を開く。
鎌倉が、武家政権の始まりとする主張が強いが、清盛の方法を踏襲したに過ぎない、コピー政権であり、後々の武家政権は、変わることなくその精神をつないで行った。
実際幕末も、天皇を玉と称して奪い合っていたのも、その考え方の違いの延長である。故に、倒幕側がその玉を仕入れ、劣勢ながら勝ち進むことになる。
薩長は、九州の端、本州の端と押し込められた土地から、戦いを仕掛けたが、じゃあ新しい時代は幸せであったかと言えばそうではない。
薩摩、長州、土佐を中心とする、藩閥政治により、優秀な人材や反対を唱える人材が、登場できなくなり、いびつな政治、反省なき軍隊がはびこり、日本は破滅の道を歩むことになる。
これは、安倍一強の中、自分の言う通りになる者や、古くからの仲間や、自分より経験のあるものを大切にしてきた、あのお友だち内閣に酷似している。失敗しても、人を傷つけても、これから勉強しますからと、大阪商人のようなことを言いながら、そのうち、ボンクラの国民は、北朝鮮のことさえ出せば忘れるだろうと、外交に目をそらさせる。中国や韓国のやり方と同じである。しかし、実は、外交は無茶苦茶なことになっている。ネットで、調子のいいことを、ネトウヨに書かせてはいるが、実際に日本が尊敬されているのは、国民の正直さや誠実さである。未だに、加計学園のことを隠し続けていること自体、民主主義の国民たちには、お笑いなのである。舐められているのである。
長州の心の拠り所としている吉田松陰は、改革派というかテロリストの考え方を多く含んでいると言われる。単なるクリティカルシンキングではないようだ。とにかく、 時の政権に、イチャモンをつけて、ひっくり返そうとした同盟なのに、どうして今、同盟なのか。
そういうことを考えて、福島のことを見ているのか！東北は、明治当初から150年も経っても朝敵なのか？天皇に聞いてみたい。
松平容保は、孝明天皇から信頼され、会津は朝敵になるはずもなかったが、長州のなんとか鬱憤を晴らしておきたいというテロリスト根性の犠牲になり、白虎隊の話や、西郷頼母邸の自決など、凄惨な場面が多く残っている。会津の人たちな亡骸は、半年も埋葬を許されず放置されたという。それだけでなく会津藩は、下北半島の未開拓の地に左遷された。ひどい。でも、とことん人を陥れる仕打ちは、籠池さんの勾留のように、今の政権は似てる。
いわば、薩摩、長州は、鬼である。あのISとやり方は違わない。武士なのに、女、子供にも手をかけた最低な奴らなのである。武士の恥、日本人の恥である。ここに来て、こんな話を引っ張り出してくる人が、一国の首相になるっておかしい。小さい字が読めないとわめきたてるハズキルーベのCMのように申し上げよう。
「納得できない！」
こんな、人を茶化した言動を、いとも簡単にしやがって、許せない。
「馬鹿にするな！」
お友だちになりたい自民党議員は、どうでもいい話かもしれないが、こんな歴史観をもっている人が首相なら、沖縄県は、堂々と琉球として独立し、日本政府から、もっと多額の基地の賃貸料を支払ってもらうか、中国の援助を受ければいい。
無教養、非常識のなにものでもない、そんな人に自分勝手な、政治の真似事をさせてはいけない。野田も、岸田も、みんな、そんなお友達がよかったんだ。
NNNの、世論調査も出て、内閣支持率が50パーセントだという。5パーセントの上昇。何もしていないのに上昇なんて。ここまでくると、もう情報操作としか言えない。それとも、国民がアホか。とにかく、読売も産経も 必死でごわす。
