アヒージョ好きのビーバー

世の中の本質を、自分なりに考え、解説します。正義感が強く、偉そうなもの、金持ちには、牙を剥きます。

ローラを見直した

ついに辺野古の海に土砂が運び込まれた。

サンゴの海も、ジュゴンの生活も、全て失ってしまう。自然と共存してきた日本人が、心を捨てた。

日本人とは言いながら、日本人のなかには、沖縄が入ったり入らなかったりする。明治のどさくさで、島津という維新の大看板に一緒くたにされてしまった琉球は、色々な考え方があるものの、わたしとしては、はっきりした立場性もなく、単なる中国との緩衝地帯や、中国への侵略拠点としての、位置付けであったのではないかと危惧するのである。それほど、異常なほど、一国として成り立ち、民族の誇りと豊かな文化を大切にしていた琉球王国が、消え去り、そこに、大名をも配置しないいい加減さに、抑えきれない憤りを覚えるのである。

それから今日まで、沖縄は、失礼ながら日本の付属品としての扱いであった。鹿児島や長崎とは交流はあるものの、実際には、東京とは何の関わりもなかった。

だから、高度経済成長期においては、日本国民にとって、金を生み出す場ではなく、まさに、金ばかりかかる付属品であったのだ。

やっと、心の時代だとか言われるようになり、忘れられていた沖縄に、豊かな自然があり、日本のほぼ全ての米軍基地があるということと、類まれな忍耐強い人々が、いたことに気づいた。その米軍基地は、戦後すぐに設置されたもので、そのまま返還されず、朝鮮戦争の時も、ベトナム戦争の時も基地として使用された。

自然破壊をして、無理やりつくっていった基地は少ない。事実ヤンバルに野戦実践訓練場が開設された時は大騒ぎをした。

しかし、基地で生きている沖縄の人がいるのも事実であり、また、その基地を死守しようとする自民党や与党、維新がいるのも事実である。

今度は、自衛隊を支持する右派が、宮古島に現れた。自分たちの生活の安全を守るのがその第一の理由ではあろうが、中国とまともに戦える力は自衛隊にはない。有人宇宙飛行を為し得ていない日本は、やはり技術的に何かが足りないのである。おまけに、中国は、日本の昭和30年代の、道徳観である。何をするかわからない

そんな時代で、沖縄は、日本の最前線にいる立場であっては気の毒である。それよりも、住む人が豊かな自然を謳歌し、その恵みを同じく沖縄を愛する一部の日本国民が一緒に漫喫できる場に生まれ変わるべきである。

アメリカは、いずれ中国に抜かれる。

そのことも心に刻んで、ローラの思いを応援したい。美しいものをそのまま感じ取れる人しかわからないことだけど。

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首相と晩飯を食べたり、焼肉を食べて、文化人らしく振舞っている芸人とは一味も二味も違うということを、表明しておきたい。