アヒージョ好きのビーバー

世の中の本質を、自分なりに考え、解説します。正義感が強く、偉そうなもの、金持ちには、牙を剥きます。

スーパーの店員さんに感謝

スーパーでトイレットペーパーがなくなる事件はもうずいぶん前のことであるが、ちかご近頃またまた、異常事態になってきた。

 

うちのすぐ近くのスーパーでは、レジには1メートル空けて並ぶとか、レジには感染予防のシールドが貼ってあるとか、手袋をしているとか、いよいよ厳戒態勢の様子になってきた。

レジ係がマスクをしているので、あまり言葉は聞こえない。わたしは、もう常連なので、何から何までレジでの客側の作法についてはよく心得ている。レジ係のバーコードの読み取りが終わり、ポイントカードにポイントをつけてもらうと、すぐにタッチパネルで支払い方法をタッチし、クレジット払いなら、すぐ左にある読み取り機にカードを差し込み認証してもらうのである。

 

この場合、タッチパネルでクレジットを選んでも、そのタッチパネルにあるカードの差込口にカードを差し込むのではなく、すぐ左隣の、小さなカードリーダーにエイやと押し込むのである。機械であるから、すぐに反応するのではなく、2秒ほどタイムログのあと、にわかに認証が始まる。あとは、引き抜くだけで何も入力はしない。これはICチップがうめられているカードしか利用できない。

これが1番早い方法である。

この隣のカードリーダーで読み取ると言う時に、クレジットカードをタッチパネルの方のレシートの返却口に差し込んでしまう人がいる。微妙に幅は違うのであるが、次の人のレジが始まり、早く清算が終わらないと迷惑をかけてしまう、と焦っている人は、とにかくここだと、しっくりいかない横穴なのに、とりあえず、公序良俗、安寧秩序のために、えいやとカードを差し込んでしまうのである。

実はわたしも初めての時は、わけがわからなくなってしまい、差し込もうとしたことがある。まだその時はインストラクターがいたので、大ごとにはならなかったが、1人でやっていたらおそらく、レジ係のお世話になることになったであろう。そういう時は、後続の人のイライラは最高潮に達するのである。

 

このところ、夫婦で買い物をしている人や、男性の買い物客が目立つ。この時、夫婦の間には、妻が、「レタスはこのようなものを選ぶの」とか、「メタルインドカレーは2列向こうの棚にあるから見てきて」とかの会話がなされていく。まるで小学生に教え込むように指図している妻らしき人もいる。

男性の1人客は、出来合いの弁当や惣菜、お酒を買う人が多いが、中には、「よし、今日は在宅ワークだから、ご飯は作るけんね」と家族に言い残し、必勝のハチマキでもしているかのような勢いで、真剣に品物を選んでいる人もいる。

 

今日松井大阪市長が、女性は品物選びに時間がかかり、男性は頼まれたものを買うだけだから時間はかからないというコメントを出していた。いつも言っている事であるが、維新は、言うことは偉そうだが、考え方は保守であり、男尊女卑、夫婦同性なのである。だから、ああいう偉そうな口ぶりではなしができるのである。教養のある人の話ぶりではない。

男性でも素材を吟味したり、作り方を確かめたり、お値打ち品からもう一度メニューを組み立てたりして、たっぷりうろうろする人もいる。知り合いが少ないから、話し込むことはないだろうが、スーパーか、よいものを置いたり、品数をたくさん置いていたりすると時間はかかるものである。実際、ベーコンは、油のつき方や筋のさし方まで見ておかないと、仕上がりや食感に影響する。

 

そういう客層の変化とともに、毎日何かがとことんなくなってしまう。

わたしの近くのスーパーでは、毎日パスタがなくなるが、職場で話を聞くと、肉がないところや、パンがないところ、中には、野菜がないというところなど、不足しているものは、場所によって違う。

きっと外飲みが減り、家での食事が増えたことや、在宅勤務が増えて、いろいろな情報がテレビのワイドショーから手にはいるのだろう。

これ作ってみようとか、一度食べてみたいというものが出てくるのだ。キューピー3分クッキングだけでなく、ロケができないワイドショーでは、ずいぶん昔のグルメや料理番組を再放送するようになった。クイズ番組が減ったのはいいが、料理番組を見ると、もうダイエットの誓いは、どこかに吹っ飛んでしまう。

そんなこんなのが、スーパーである。

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最後になりましたが、保菌者かどうかわからない、不特定多数のお客に、毎日丁寧に対応なさっているスーパーの店員さんには、本当に感謝しています。さっさと買って黙って帰ります。