梅干し大作戦
我が家の近くのスーパーにも、和歌山産南高梅がいよいよ出揃った。
思えば2年前、梅の王様南高梅を梅酒にと思い購入したものの、「南高梅と言えば、梅干にするものじゃない」という周囲の反対の声を受け、無謀にも梅干し作りに挑戦した。
初めてのことながら、よく説明書きを見て慎重に作業を進め、途中までは、ほぼ完璧だったものの、土用干しの作業で手こずり、干しすぎてあえなくリタイア。
100年前の梅干しと変わらぬ、カチコチの梅干しになってしまった。
初めての梅干し作りにと、まずは形からと、干し上げるざるや、保管する壺も買って用意していたのに、くたびれ儲けである。
今やその壺は、思う壺にはならず、カチコチの潮を吹いた梅干しの骨壷と化している。
さて、これから梅酢を手に入れ、再チャレンジをすることを、かなり前に亡くなったおばあちゃんに誓いながら、作業をはじめた。
真似をするのは簡単だと思っても、なかなか、思い通りにできないのが、日本文化の奥深さなのである。
今夜はビールの池で泳ぐビーバー