未来予想に想う
先日叔母が亡くなった。
生前は大変可愛がってくれたので、とても哀しい。
いわゆる白血病の一種だそうで、なかなか治療は難しかったらしい。抗がん剤が効き、一時は快方に向かっていたものの、どんどん進行し、あっという間に亡くなってしまった。
さて、スーパーコンピュータができ、様々な演算がごく短時間でできるようになったという。もちろんスーパーコンピュータでは、単に計算をするのではなく、様々なシュミレーションが短時間にできるというのが、目的の1つである。
その1つが医薬品の開発。特にガンやアルツハイマーなど、直接、死因や社会問題に繋がる病気の治療の手がかりを見つけるために、その活躍が期待された。
5年後には特効薬が完成か。とも報道されてから早4年。なんの音沙汰もなく、ほとんどその存在は忘れ去られつつある。
基礎研究自体がほとんどなされていない日本では、やはり無茶振りでも開拓者精神でやっていくアメリカの、下請け、二番煎じ、という位置付けがなされているのは仕方がない。計算機があっても入力するものがないのか、入力するプログラムがないのか、はたまた、もう諦めたのか分からないが、研究分野にもっとお金をかけて欲しい。お金がなければ、ファンドを作って民間から出資してもらう。
そこまでしないと、あと一、二年で内服薬完成には至らないだろう。
日本には、世界に冠たる名医がたくさんいる。どうか、その技術は広く受け継いで欲しい。そして、そういう名医には、赤ひげのような、人情も欲しい。
キリスト教徒にはない、武士道をもとに独特の道徳観を持つ日本人だからこそ、ぼやっとしているT細胞に気合を入れる、世界で初の新薬を開発して欲しい。
徹夜するなら、夜食のおにぎりも作りましょう。ファンドが出来たら出資します。どうか、製薬会社も知恵を出し合って早期に実現させて欲しい。
ビーバー