酸っぱいもの食べたい
別に妊娠しているのではない
体が硬いわけでもない
黒酢ダイエットを始めたのでもない
暑いとどうしてか酸っぱいものが食べたくなる。酸っぱいものなら、穀物酢、米酢、ポン酢なんでもござれ。
酸っぱいものなら、ミツカン酢でもタマノイ酢でも、バルサミコ酢でもいい。
酸っぱいものといえば、ビタミンCを思い出す。しかし、実際のビタミンCは、酸っぱくない。あれは、ほとんどがクエン酸なのだ。
ビタミンCは、レモンに限らず、酸っぱくない野菜に多く含まれている。植物は嫌という程、太陽の紫外線を浴びる。 あまり植物が日傘をしているのを見たことがない。紫外線は、身体に入ると活性酸素を発生させる。それは、ヒトでは、ガンや成人病の原因となる。一般的な病気の9割が、活性酸素を原因としているという論文もある。とにかく、太陽のとてつもない紫外線という悪魔にヒトも植物も悩まされているのである。光合成に必要な日光の3倍以上の紫外線を浴びる植物は、活性酸素を封じるのに、抗酸化物質をつくる。
これがビタミンCやビタミンEである。つまり、紫外線によって痛めつけられた細胞を治癒するための特効薬なのだ。
ヒトにとってもその特効薬は、見事に働く。
さらに、植物は子孫を残すためにタネを作る。そのタネは、紫外線に決して当ててはいけない。DNAに傷が付くからだ。そのため、トマトはリコピン、ナスはナスニンというアミノ酸を生成する。赤色、紫色は、そのためのものだ。夏野菜は特に、紫外線が強い中を生きるための厳しい闘いをしている。故に、効果は絶大である。
ということで、今日は、美味しい鰹のタタキをいただきに、お店に出かけております。