アヒージョ好きのビーバー

世の中の本質を、自分なりに考え、解説します。正義感が強く、偉そうなもの、金持ちには、牙を剥きます。

有機ELテレビ

いよいよSONYが、有機テレビを発売した。昨年から、予定されていたのだが、ついにできたらしい、

早速近くの家電量販店に行ってみた。

実は1月にテレビを買い換えた。もう12年も使っている、奇跡的な長寿命の48型薄型フルハイビジョンであった。とてつもなく重く、それだけ使っているのだから、当然色も曖昧になってきた。

最後は、テレビのコントローラーでは、音声の大小しか調整できなくなり、同時に買ったこれも時代物のDVDのそれに頼るしかなかった。それでも、ボタンを押す操作は難しく、家族それぞれに裏技があった。その情報は、決して共有されることなく、秘密にされたので、一度やり方を忘れてしまうとそれは大変なことになった。この小さいボタンを3秒押して、それから一気にこのボタンに、というぐらいだから、もう神業の連続である。そんな扱われ方をしながらも、テレビは、頑張って番組を映してくれていた。

年末に、画面が暗くなるという最悪の事態を迎えた。いつもは見ない紅白を、見たかったのにとか、あの映画どうだとか、家族は皆不満たらたらであった。

その中でも一番頑張ったのは、有料テレビ。チューナーを介していないぶん、比較的暗いながらも、見ることはできた。

 

仕方ないなあと、年が明けて近くの家電量販店にテレビを見に行った。有機テレビは、もうその存在は知っていたが、外国製であった。日本のメーカーのものでも、テレビは今はそのほとんどが、海外で生産されている。

 

有機テレビは、画質が飛び抜けて綺麗だ。画面から浮き出て見える。今までのテレビの概念は確実に変わる。しかし、映るわけがややこしいゆえ、値段が高い、しかも寿命が液晶テレビに比べ二分の一以下である。わずか5年のために倍以上の値段のものを買うというのは、宝くじに当たるか何かしない以上無理だと考えた。しかも、外国製であるし、海外のメーカーである。もし故障したら、煙に巻かれるかもしれないと諦めた。

そのため、SONYの、まだ量産できる最大のお得なサイズ55インチの4Kテレビを買った。音声入力でユーチューブが見れたり、簡単な録画もでき、DVDも、新しくなって使う幅も広がった。65インチには敵わないが満足だった。

 

ついに日本のメーカーが、有機ELテレビ制作に参入した。そもそも、大規模集積回路は、日本のお家芸であったものが、あるメーカーのリストラのために解雇された技術者が、海外で再雇用されその技術や次のステージの開発への課題を伝えた。それゆえ、家電製品を含め、日本製品のノウハウは海外に流出してしまった。あるメーカーは、今でも経営者がだらしなく、社会に多大な迷惑をかけ続けている。

そんなこんなで、故障した時に、外国語でわめかれるおそれはなくなるであろう。しかしながら、ここで頑張ってなんとか、今よりも安く、しかも長持ちするテレビに磨き上げ、日本のものづくりの素晴らしさを、海外に見せつけてほしい。そのためには、できるだけ人手を省いた国内生産体制を作ってほしい。

無理かなあ?

 

でも、ものづくりは、人づくりなんでしょうね。松下さん。