お題「好きなアイス」
子どもの頃は、当たり付きのアイスが好きであった。味が好きだというのではなく、当てる楽しみがあったからだ。今も、キャンペーンもののアイスがあればすぐ手が伸びてしまう。ホームランバーも当たりが出るということから、潜在的に好きである。
さて、本当に好きなものと言われると、長持ちするがグチャグチャにならないものや、後味はひつこくないものがいい。
そういうことで、イチオシは、
「井村屋のあずきバー」
1896年、井村和蔵が松阪市で創業したのは和菓子屋「井村屋」であった。
1947年、2代目の井村二郎が株式会社化し、「肉まん・あんまん」や「氷みつ」を販売し始めた。そして、あずきバーは、1972年販売が開始された。7月8月と言えば和菓子の売り上げが伸び悩む時期である。そのため、あんこのお菓子を食べてもらおうと開発されたという。
あずきバーは、ぜんざいをそのままアイスにしたもので、乳化剤や安定剤などの添加物を使用せず、乳固形分がなく、余計な材料がほとんど含まれていないことや、空気の含有量が少ないこと、近年甘さを控えめにしたため、水分量が増加したことによりますます硬くなってきている。そう言えば、昔はすごく甘く、もう少し柔らかかった。
関市は、ふるさと納税の返礼品として、特産の包丁とあずきバーを送るとしている。そのぐらい関の刃物でないと歯がたたないということであろう。
1本の熱量は、98キロカロリー。100粒以上のあずきが入っている。6本入り一箱330円の希望小売価格であるが、実質スーパーでは、198円で買える。
姉妹品に、ミルク金時バーと宇治金時バーがあるが、其れ程の硬さはなく、あずきバーが最高である。
タカラトミーは、 あずきバーを削る道具を開発し販売している。やはり、硬さとの闘いであったらしい。近くのエディオンに買い物に出かけた時に、偶然あずきバーを持っていたので、店長からありますよと勧められた。ファンは、たくさんいそうな雰囲気である。
井村屋は、今キャンペーンをしているが、なかなか当選人数が少なく当たらない。それでも、10箱分のアズキングマークを集め、今年の夏は、2枚も応募している。
やはり、当てものが好きなのかなあ?