愛犬りょう 3
毎日暑いが、太平洋高気圧が、なかなか元気にならず、日本列島は、気圧の谷にあるせいか、まだましな方かもしれない。
高齢の柴犬りょうは、暑さに負けず、ますます元気だ。しかし、外犬のりょうは暑がっていると、勝手に思ってしまっているまたまた高齢の母親は、りょうは可哀想だと、自分の部屋にあげて、今日もエアコンにあてている。
りょうも、それはいいことに、座敷の一番涼しい場所を見つけ、そこに腹をつけてイビキをかいて寝ている。
涼しい場所を見つけてと書いたが、すでに書いたように、りょうは目が見えない。あちこち、ゴソゴソ動きまくり、最終的に1番冷たいところに行き着いたらしい。そこは、ちょうどその部屋のエアコンが1番当たる場所であり、動物的な感に、驚いてしまった。
この後、目が覚めたら、水を思い切りのみ、ぐるぐると左回りに回り続け、また、バタンと倒れ込んで寝るのである。
1番気をつけなければならないのが、うんこである。先週は、部屋の真ん中にしたので、二日間出入り禁止になっていた。りょうも、たくさん餌を食べるとか、通路の真ん中に寝ないとか、母のご機嫌をとっていた。
それにしても、昨夜、近くのスーパーに買い物に出かける時、りょうが犬小屋の横に寝ていた。お腹が動いていないのでもしやと思って、顔を持ち上げるとグターっとしている。「えらいことだ、りょうが」と叫びそうになったとき、ばたばたと起き上がり、きちんとおすわりをした。よかったと安心し、「長生きしてよ」っと、スーパーで、りょうにおやつをかってあげた。
ひょっとしたら、りょうの作戦だったかもしれない。
今日起きたとき晴れていたら、体洗ってあげよう。