キャ、キャ、キャベツを買った
スーパーでの買い物。
新キャベツが出ていた。
何が新なのか、よくわからないが、ひと玉298円。となりに、売れ残っている同じサイズのキャベツは、397円。
う〜ん。
重さは、同じ。
何が違うのだろう。
う〜ん。
しっかりとした感触。
詰まっている。
しかも、あと一つ。
となりにいた女性も見ている。じっと見ている。食い入る様に見ている。
「いつ買うか、今でしょう。」という、ささやきと共に、我が家にキャベツがやってくるという、初めてカラーテレビや、オーディオが来た喜びに似ているのだろうか、さもなくば、愛犬りょうが来た時だろうか、そういう雑多な感触が、湧き上がって来た。もう、まわりには、見つめる女性も誰もいない。
そのことを確認するやいなや、体が動いた。
赤い買い物かごに、シュートし、これ買いましたよと、見せびらかす。実にせこいが、そのぐらい嬉しい。
取り替えるならインバータ、ナ〜ショナルのインバータ、と、照明器具を頭上に担ぎ上げて嬉しそうに歩く、岸部一徳の様なものである。
牡蠣も買ったし、今夜は、かきおこに挑戦してみる。
こんなに感動させる、キャベツは、えらい!‼︎
早く、もっと安くしてほしい。