朝の車内から 14
今日は休みなのにどうしてなのかと言われそうであるが、またまた、ちょっとした講演会である。
今日は、聞き手の年齢が揃っているため、話が絞りやすい。また、少しだけ得意分野もあるので、話す気満々である。
それにしても、今朝は暖かい。
いつもにもない、ゆったりとした朝を迎え、右膝の痛みも少しましになり、幸せな気分でいつもとは、ずいぶん遅い電車に乗っていた。
途中から、2人のヤンママが、バギーを押して乗ってきた。近頃は、バギーは、折りたたまず乗るのが当たり前になってはきたが、なんと、その2人は、それぞれのかなり大きめのバギーを無造作に停めるや否や、2人とも、スマホを操作し始めた。
長い時間やっているもので、バギーに座らされた子どもは、がりがりとバギーにつけているおもちゃで遊び始めた。うるさい、と言いそうなくらいがりがりしていたが、そのうち、2人の母親が、今、メールをしていた内容を、うるさく話し始めた。結構大きな声で、うるさいと言いそうなくらい、うるさかった。
車両のずいぶん前のあたりから聞こえてくる。
騒々しい音をたてて降りていった。