アブラナ科とナス科は人類を救う、
アブラナ科の植物は、キャベツやブロッコリー、白菜、大根、かぶなど、たくさん野菜として身の回りにある。
今盛んに、植物の持つ栄養や、温泉でいう効能のようなものが研究されるようになってきた。
アブラナ科の野菜は、例えば、キャベツなどがモンシロチョウの幼虫に食べられると、細胞から、虫が苦手な味の物質を発生させる。
それは、一種の発がん物質に当たるらしい。
農薬の、オルトランを撒く必要もなく、しかも、鬼葉にアオムシが噛み付くや否や、アオムシにとっては、苦い、まずいキャベツになるのである。脳も何もなく、細胞の集合体として身の危険に対応しているのである。
反対に、アブラナ科の野菜にはがん予防効果があるといわれている。詳しくなるが、植物辞典によると、含有している、イソチオシアネートの効果とも[、イソチオシアン酸の誘導体が肝臓で抱合反応などによって解毒する作用を持っている酵素に働きかけるためだともいわれている。よく聞く、ブロッコリーに含まれるスルフォラファンはイソチオシアネートの一種で、肝臓の復元と、がん予防効果があるとされている。
よく考えると、アブラナ科の植物は、モンシロチョウの餌となるが、モンシロチョウは、完全変態をする昆虫であり、幼虫期を終えてもう一度身体を蛹で作り直すエネルギーや、微妙な栄養素が含まれているのである。
だから、さらに研究が進むと人類を救うかもしれない。
一方で、ナス科の植物は、多くが夏に育ち実をつけるため、日光の紫外線からタネを守るために、色づきが良くなっている。
紫外線を防ぐという、何かを弱らせるという皮や色は、人間にとっても、血圧を下げたり、抗酸化物質によって、ガンを抑制したり免疫力を高めたりする。まだまだ解明されていないこともあるが、トマトのリコピンは、ビタミンEやカリウムがおおく、老化を防いでくれる。ナスの、ナスニンは、紫色の皮に多く含まれており、なかなか壊れにくいポリフェノールである。高血圧や動脈硬化を予防し、発がん物質にも立ち向かう。
このように考えると、ふだん日常的にがん細胞ができていても、このような野菜が身体を守っているのかもしれない。
このところ、ねぎが高騰し、舞茸も高い。
しかし、キャベツは、かなり安くなってきた。
トマトは、トマトが赤くなると、医者は蒼くなると言われるが、キャベツやブロッコリーも、青くなれば、ガンがなくなると言われるようになるかもしれない。
今注目のT細胞には、乳酸菌が効きそうだが、ひょっとしたら、大根あたりが、根性を発揮するかもしれない。
今夜は、おでんで、人体実験しよう。