橋本は情けない
体育バカというのはなかなか治らない。
身体を科学的に分析しながら、最大限の力を出すのが今のスポーツである。昔のような精神論はいらない。巨人の星のうさぎ跳びやスパルタ訓練、大リーグボール養成ギプスなどは、もう、過去の野蛮遺産なのである。
池江選手の発病に関して、橋本議員が、オリンピック経験者として、なにかのサインだというまるで、細木数子や、宜保愛子のように、予言している。
人の病気を出汁に、どうして大臣むちゃくちゃ発言や、オリンピック招致賄賂事件の決着を図ろうとするのだろう。
こんな橋本に、言いくるめられているマスコミもバカだが、国民もバカなのである。
それに比べて、サンデーモーニングの張本さんのコメントは秀逸であった。
「有名な競泳選手だから、オリンピック出る選手だからじゃなくて、18歳の若い乙女が医者に宣告された時、どんな絶望感とどんなショックでしょう。また、親が自分のせいではないかと、自分を責めているようなことを考えれば、娘を持っている親は心が張り裂けそうですよ」と声を震わせた。
橋本よ、アスリートの張本勲の愛情あふれる言葉に我が身の至らなさを恥じよ。