アヒージョ好きのビーバー

世の中の本質を、自分なりに考え、解説します。正義感が強く、偉そうなもの、金持ちには、牙を剥きます。

ナポリタンを作ってみた

家族にリクエストすると、久々にナポリタンが食べたいと言う。ナポリタン?確か先週も作ったはずだが。その時は、味がなかなか決まらなくて、ハインツのトマトケチャップをたくさん投入し、甘辛のケチャップパスタになった。玉ねぎは焦げるし、ピーマンはペラへヮラになる。それはそれは悲惨なナポリタンであった。

 

いつか、ナポリタンは、日本独特のパスタで、別にイタリア直伝のものではなく、戦後進駐軍の持っていたあり合わせの材料で作ったのが始まりだと言われる。だから、ケチャップは必需品だし、アメリカンパスタのように、伸びきったパスタが、乳化したソースと、ヘロヘロにまるでうどんのようなもっちり感を醸し出しながら、それでも洋食のような斬新さを残しておかなければならないのである。だから、どんな喫茶店でも、ナポリタンは、ハイカラで、それを食べることそのものが、イタリアンではなくアメリカンなのであった。

そもそもケチャップも、カゴメのようにトマトから厳選した繊細なものを使うことなく、デルモンテやハインツでないといけない。世界初は偉大である。

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ハムも、ぺらぺらのハムを長方形に切ったものではなく、粗挽きのソーセージを縦に切ったのが合うと思う。決して気取ってはならない。また、イタリア人のようにアルデンテなどこだわってはならない。パスタは濃いソースに合う1.8ミリがいい。なのに今1.6ミリや1.4ミリが主流でスーパーの店頭には日本製の太いパスタは見かけない。あるのは、早茹での1.8ミリである。あれはあれで時短というニーズを満たしてはいるが、なにか、ズルをしているような背徳感に駆られるし、モチモチ感がどのくらい出るか心配でもある。だから、イタリアの1.7ミリを使う。

今日は、ハインツのケチャップと、デルモンテリコピン1.5倍ケチャップ。そして、スーパーライフの粗挽きソーセージ徳用、ピーマン、エリンギ、ミニホタテ、そして味をまろやかにするために、トマトホール缶から作った、にんにく、ブイヨンと塩胡椒からなるトマトソースもケチャップと合わせた。

ナポリタンは、簡単である。ケチャップを効かしたトマトソースを作っておけばいい。パスタは時間少し前にあげて、水で洗い、もう一度フライパンで温めるという工程で、バターとトマトソースが乳化して美味しくなってくる。

今日はフライパンにバターを溶かし、ソーセージや自家製新玉ねぎ、エリンギ、ピーマンをにんにくを加えてさっと炒め、塩胡椒で下味をつけ、茹で上げ冷ましたパスタをいれ、トマトソースにケチャップを入れたソースを絡めていく。ヌルヌルになれば仕上がりである。自家製のパセリを刻んでトッピングすれば出来上がりである。

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なかなか美味しいです。