今なにに乗ればいいのか。
今新聞を見れば、広告は健康食品と旅行が花盛りである。今までの化粧品や自動車は影を潜めてしまった。逆に、外国の自動車の広告は増してきたように思える。
日本は、ものづくりの国から、サービス業の国へと変換しつつあるのだ。
我が家の国産車は、460万円もした。それも、もう12年前である。しかし、まだまだエンジンも調子よく、どこと言って困ることはない。
それどころか、直噴のエンジンは老いてもまだまだ好調で、信号待ちからのダッシュでは、ダントツに速い。
しかし、このところ、シートベルトがやたら伸びきってしまっていたり、素早く収納しないで、ドアに金属が挟まってしまったりする。また、フットブレーキも、こころもち甘くなってきている。色々ダメになっていくのだなあと、思いながら、まだまだ買い換えずにいる。
その第1の理由は、格好がいいからだ。何度かデザインが変更されたものの、今のスタイルを超えるものはない。デザイナーは、なにを考えているのだと、むしろ懐疑的になる。
昔、日産からセフィーロという、セダンが出たが、当時かっこよさの追求が蔓延していた中で、なんじゃこれはというデザインであった。
当時日産車のレパードになっていた我が家は、レパードのZエンジンの非力に悩まされて、六甲山や生駒山でカローラに抜かれる失態に、ついに日産の新車に期待していただけに、そのブサイクさに絶句したものである。何しろ、7対3でさんの方のデザインを取ったという。まさに、へそ曲がり。考え方は哲学かもしれないが、実に幼稚である。結局は、セフィーロは、売れなかった。
それもあって、新しい車に買い換える気は無い。
それよりも、安全装置のことも気になるのだ。まだまだよくなりそうな雰囲気だから、どのあたりで妥協するかにかかっている。もっと待てば自動運転だし、すぐに買っても何年か後には乗れなくなってしまうかもしれない。
官邸もまたまた変なことを言い始めている。
そうなればなにに乗ればいいのか。
いっそのこと、日本のクルマ文化が届かない外車にするか、タイムスのようにシェアするか、半額以上積み立てていくか、とも考えるのである。
それより、もうガソリン車は、なくなるかもしれないし。そうなれば大変。
もう今までの自動車会社は、関係なくなるだろうし。
それならば、今こそ、乗りたかったジャガーか、猫足で有名なプジョーか、ダメ元でキャデラックか。
どうしよう。
まあ、2年ほど待とうかな?
友人は馬を買えというが