今日の5時にネコが下りて来た。下りると言っても、猫は3階で寝ているが、朝は2階で食べるのだ。その時には、子どもと一緒に下りてきて、トイレセットも2階に戻る。
私は2階に寝ている。3階の主寝室は、テレビがないから不便だと感じて、無理をして2階のリビングの隅に、デスクトップパソコンと共に埋もれている。
夜中にふと目覚めて仕事をし始めることもできるし、気が向けば、ひかりテレビでビデオも見れる。冷蔵庫もすぐそばにあるし、小腹が空いていれば、お茶漬けもラーメンも食べることができる。
まるで、夜中は王様なのだ。
さすがに夜中は食べないが、大学生の時の下宿生活を思い出す。あの頃は、よく本を読んでいたなあとか、友達と銭湯に行ったなぁとか、ラーメン食べたなぁとか、いろいろ思い出す。
王様なのにノスタルジックである。
さて、そんな王様も朝には凡人に戻る。
北杜夫の寂しい王様だ。
猫は下りてきているのだが、小さな足でわたしの足の裏を踏んでくる。
だれやこそばしよるんわ!
何度も何度も踏んでくる。
そのうち、5秒ぐらい足の上に乗るようになってきた。寝ているのに。
ようやく目を覚ましたら、早速餌の容器の前に座りこちらを見ている。そこで餌箱から餌をやると、猛然と食べ始めた。早くの朝ごはんが足らなかったのか?
朝から、猫の催促。
もう、味を占めたので、明日から毎朝踏まれるかもしれない。