もう明石で子育てをしよう。

神戸はおしゃれな町と思っている人は多い。

おしゃれというか、ハイカラという文化はある。ハイカラは、あくまでも日本文化の西洋化であり、日本の歴史を知る街でこそ実感できるものであるが、新しい街である神戸は、実はそのまま真似をしてしまった失敗作が多い。

特に、服装は西洋文化を意識して原色が多いと勝手に雑誌で書かれているが、それはそういうことだろうと言う安易な分析であって、実際は少し鼠色が混じっている色合いが好まれている。神戸でかっこいいとは、派手にするということではない。むしろ淡い色合いを重ねるのである。原色は嫌われる。

色々蘊蓄を言いたいが、教育については、学力は兵庫県で最下位に近い。勉強嫌いは都会には多いのだが、それと同様に、神戸では子どもの貧困は凄まじい。地域にもよるが、とりわけ神戸は顕著なのである。

この生活環境は、確実に成績に反映する。学校なんか行かなくてもいいやんという、いい加減な親の思い出話に支配された子供の不登校に振り回される。うちの子どもも、担任に少し離れた不登校児の迎えを頼まれ、わざわざ通学路を変更して、毎朝登校の誘いに行った。

本当に、学校だけでなく、クラスメイトも地域も振り回されるのである。

しかし、それ以上に収入を誤魔化して、就学援助を受ける家庭もある。自営業なら容易い。収支を操作し、ベンツを2台持っていても、就学援助をもらっている家庭もある。行政は生活の状況を調べないので、市民の税金が、金持ちの自営業者の子どもの給食費に使われているのだ。詐欺である。

また、反対に、私立学校に行かせたいばかりに、塾の勉強を重視して学校の勉強には参加しない児童もいる。わたしの子どもの学年にも、昼間寝ていた児童がいた。難関の志望校には、合格したものの、修学旅行にも行かず、授業にも参加せず、掃除もせず、全てクラスの子どもと担任の先生の責任にして卒業した。いじめられたと嘘をついていた。そのような経験をした人間が将来官僚になり日本の政治に関わるとなるとどうなるのだろう。今の政府のように、「うるさい庶民は黙っとけ」と言うのだろうか。難関校も、考えるべきだ。難しい問題を解けるだけの人間のクズの集団なのだ。

来年度から、モバイルが配布されるらしい。一人一台。聞くところによると小さめのパソコンだと言う。それを持ち帰らせると言う。アホか？の話である。筆箱ですら机から落とす子どもなのに、手下げで持ち運びなどできるわけがない。振り回して壊すのが目に見えている。これも神戸市民の税金である。

さらに、こんな道具を使う勉強なんて、通信教育となんら変わりがない。パソコンに長けた感情の薄い教員が、はい、このボタンを押してと指導していくのだろうけど、それが授業なのか？もう、神戸の子どもは、みんなでベネッセに入りましょうと言っているのと同じである。

実際に癒着はあるらしい。

本をたくさん読み、友達と喧嘩をし、話し合いをし、面倒くさいことをしながら子どもは成長するのである。

神戸市長は、東大出のエリートだから、人間本来の感情というところは正直言って気持ち悪いところばかりだと言われている。美容院でも、婦人会でも、タクシー会社でも、スーパーでも評判が悪い。

それ以上に、県知事になるのが目標だという噂がある。市長は単なる腰掛けで、まだまだ野望があるのである。

市長は、腰巾着と言われる教育長。あの、アホな教育委員会の代表だ。

この噂を本当に実現させてはならない。

本当に賢いヒトに育てるために、担任の先生の意見が反映される仕組みになってほしい。このままでは、学校の先生は、コロナ禍の看護師と同じである。同時に、体育ばかり力を入れる神戸の小学校のやり方は変えなければならない。

今までPTAの役員として出会った校長は、考えの浅い人ばかりで、やたら声がでかい、大人なのに幼稚、お願い致しますが言えない。など、本当に管理職試験をしているのだろうかと疑っていた。バレーボールができるとか、バク転ができるとか、60前の爺さんの自慢話にはいつもアホかと思っていた。体育で算数の勉強を削らないでほしい。授業のレベルが低い。

うちの会社ならもう退社レベルである。

しかし、あの明石は最高だと言う。

経済的な支えも丁寧であるし、とにかく市長の決断も表現も、市民に語りかけている。神戸のような、自分は偉いのだ、下々のものは言うことを聞けという、アホなほどの圧力は感じない。第一市長の気持ち悪さがない。

明石の友達は言う。「明石はええよ」と。

あまり明石のことを知ると悔しいからいろいろ聞かないが、もう、神戸は子育てでは完敗である。せめて、元播磨として、垂水区と西区だけでも明石に入れて欲しい。