厚生労働省の専門部会は今し方、米モデルナ製と英アストラゼネカ製の2種の新型コロナウイルスワクチンを承認することを了承した。
ん?
たしか、血栓できてしようさしとめになったやつではないか?
アストラゼネカ製は、ファイザー、モデルナ製とは異なる「ウイルスベクターワクチン」と呼ばれるタイプである。
英オックスフォード大と共同でワクチンを開発した。新型コロナのスパイクタンパク質の遺伝情報を、アデノウイルスに組み込み、作られている。
そのため、デンマークとノルウェーは、アストラゼネカ製の使用中止を決めた。オーストラリアもそうである。
英国では、基礎疾患のない40歳未満は、他のワクチンを使うように推奨している。ドイツは60歳以上、フランスは55歳以上に限定して使用を勧めるなど、欧州各国はアストラゼネカ製の使用に慎重だ。
それなのに、日本は、死亡する人はさざなみとして、いち早くのオリンピック体制確立のために、危険なアストラゼネカ製を採用した。
国民の命はさざなみである。
外国に比べると感染者は少数で、死者数も大したことはないから、オリンピックはできちゃうよと、いうメッセージが込められているのを忘れてはいけない。