柚子が咲かない
いつも今頃は、裏の畑の柚子が満開になる。
何もしなくても、すごい数の柚子が、秋に実る。庭の持ち主でさえ、初めのうちは気づかなかったのに、いまでは、毎年の慣例となり、わたしは、いちびって剪定までするようになった。
一昨年は、3メートルを超えそうだったので、高さを剪定し、昨年は小さな枝を打ち払い、少し量は減った。今年は、内向きの枝を剪定した程度で、樹形は変わらない。
どうなっているのだろう。
調べると、ゆずの土が栄養もなく古くなっているからだということが書かれていた。そういえば、もう5年ほど、何もしていない。木の周りでは、毎年、ジャガイモやスイカや、水菜などの葉物を育てていた。その度に、肥料を入れ、なんでも植物にいいものは、土の中に投入してきた。しかし、両親が他界し、あまり水やりもしなくなった裏庭は、荒れていったのである。しかし、それでも柚子はできていた。
今年の2月に、大量の、肥料を施したが、それがダメだったのだろうか?
また、日当たりのことも書いてあった。しかし、地植えの木である。そんなに日照時間が変わったとは思えない。
どうしてなのか、思い当たるのは、まだ最近までは、柚子の実があったということだ。まだ実がついているから、大丈夫だと安心しているのではないだろうか?
うーむ。柚子の馬鹿野郎め、