日馬富士は処分、引退を
稀勢の里が横綱となり、少しは、相撲は人気を取り戻してきたような感じではある。しかしながら、日本相撲協会の不透明さと、横綱以下、総理大臣に匹敵する高額給与体系のえげつなさに、もはや芸能の領域であると、国技どころではない。だいたい、日本の国技に対して、簡単に外国人が演じられるシステムがおかしい。わたしが、アボリジニの人のお祭りに飛び込みで参加して、いいとこ取りするみたいなものだ。
強い力士が集まらないなら、欠番でいい。相撲は、幾度か、行われなかった時期がある。国技が、行われないのは、国力が、落ちてきたためではない。
さて、また、米作りを主体として生きてきた農耕民族の日本国民には理解しがたい、放牧を主体として生きてきた狩猟民族のモンゴル人にとは、命に対する考え方や、物事に対する考え方は、恐ろしいほど異なる。そういうものを、親方に押し付けておいて、日本の育成システムでなんとかなるだろうと、安易にやってきたことこそ問題なのだ。
早い話が、日本人の文化は、それほど簡単に理解されるものなのかということである。
警察により、事実解明をし、傷害事件として、裁判をすべきである。
以下は、その記事である。
【関係者によると、日馬富士は10月26日の鳥取巡業後、モンゴル出身力士が集まった宴席で貴ノ岩に絡み、態度が気に入らないことを理由にビール瓶で殴打した疑いが持たれていた。
貴ノ岩は秋巡業後の11月5日から9日まで福岡市内の病院に入院。13日に日本相撲協会に診断書を提出した。病名は(1)脳しんとう(2)左前頭部裂傷(3)右外耳道炎(4)右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑い。全治2週間程度で、状態が安定すれば、復帰が可能という。
貴ノ岩の師匠・貴乃花親方(元横綱)は「診断書を見ての通り。本人の体調が悪いということ」と話すにとどめた。
日本相撲協会は同日午前、福岡国際センターで緊急会合を開いた。】