靴屋から靴を買うの巻
少し前に、靴のチェーン店で、自社製品の販売価格を上げておいて、値引きをしたように販売していることに、行政指導を受けた事案があった。
靴の本当の値段は分かりにくい。靴屋がそうと言ってしまえばそうなってしまう。しかし、いかにも安くするように見せかけて、
「いやそれは違いますねん。この商品には、適用されませんねん。ほかなら勉強させてもらいますんやけど」と、大阪商人のような口調ではぐらかされてしまうようなことがよくある。
昔小学生の頃、母と町の商店街にある靴屋さんに運動靴を買いに行った時には、納得して買っていたと思う。見た目の値段というか、靴の値段は安かった。しかし、今は違う。どこで作っているのだろう。
今も、店頭では、複雑な会話をしなければならないので、まだ、洋服と同じように、外国人のバイトはない。
今日は紳士靴を2足、運動靴を1足を買いに行った。2足は色違い。紳士靴は2足目は半額として、その手の札が掲げてあった。
いろいろ話をし、2足買った。まあ、親切だなあと思いながら、運動靴を選んだ。あれ?3割引ではない? テレビのCMで、ゴールデンウィークに開催としていたやん。
この靴は対象外とのこと。
なになに、3割引の商品は、少ししかないではないか。これはなんとしよう。でも、問い詰めれば、何か、3割引の勢いできたんかと思われるかもしれないと、遠慮しつつ聞いてみたら、こちらのコーナーは、新しいものなのでということである。これまた、なんとしよう。
値段の不当表示に次ぐ、イベントの不当表示である。もちろん、CMでは小さく一部の商品は除くと書いていたかもしれない。ただ、ゴールデンウィークのフェアの匂いは少しもしなかった。
これでは、ホームセンターなどの安売りの運動靴の方が良かった。
もちろん2足目半額にも当たらないらしく、値引きはなかった。この店は、ずっとこんな調子でやってきたんだろう。そういえば、2年前もそんなことがあり、怒って帰っていた。
どうだろう。これだから、通販で買い物しようということになるのだろうなあ。