バドミントン最高
桃田が、ついに世界の頂点に立った。
出場停止の、時期もあったが、ふてくされず、黙々と練習に打ち込んでいたという。
以前もスマッシュのキレが良く、打ち込むコースは相手の動きをよく見て考えていると納得できるものであった。
頭がいいとも感じた。
しかし、少し有頂天になっていたのかもしれない。
出場停止の間、随分苦労をしたのだろう。体のキレは、以前と同じだが、相手の気持ちを読んだ動きができている。破壊力も凄まじいが、フットワークが素晴らしい。
しかし今回は、守りの勝利である。
「好きなので羽根を打っているだけで楽しかった」という言葉がとてもいい。涙が出る。
昔、日本は、バドミントンが強い時代があった。ユーバー杯も女子は優勝していた。当時、日本が世界を席巻できるスポーツは、そう多くなく、未来を感じたわたしは、その勢いで、高校ではバドミントンをしようと決めていた。
しかし、日本は、長い下り坂を駆け下りた。
そこに救世主が現れる。それが、元バルセロナオリンピックの金メダリストの、韓国人指導者、朴柱奉(パク・ジュボン)ヘッドコーチである。52歳。
この人の人生もすごい。
惚れてしまうやろ。
これで、東京オリンピックは、男女ともに金メダルの期待が高まった。
さて、ぶくぶく体に贅肉がついたわたしは、高校生の時、暑い体育館で、フットワークの練習に200球のシャトルを拾っていた頃が懐かしい。しかし、今やると、30秒で病院行きである。