アヒージョ好きのビーバー

世の中の本質を、自分なりに考え、解説します。正義感が強く、偉そうなもの、金持ちには、牙を剥きます。

しじみの事実?

夜中のBSの民放は、通販サイト花盛りである。深夜放送をすると、どこともこんなことになる。

アメリカでも、マシンガントークで、品物名を連呼し続ける。チェコでも、健康器具やコートを、夜通し紹介していた。それをスーパーで買ったピルスナービールを飲みながら、代わり映えしないなあと、ブツクサ言っていた。

 

最近特によく出てくるのは、お気楽サプリメントである。これを飲めば、足腰の痛みが消えるとか、これを愛用すると、こんなに活き活きと若々しく髪の毛もフサフサでつやつやの皮膚になるとかいう類のものである。

 

体にいいものなので、なんとなく「特定保健用食品(トクホ)」や「栄養機能食品」「機能性表示食品」のややこしい名前をいうか言わないかギリギリの攻防を繰り広げながら、その効能に酔いしれている個人の感想をドカンと受け止めてしまい、「おおそれならオラも買うっぺ」と、携帯を探し出すのである。

 

サプリメントは、初回はただとしながらも、最低6ヶ月は継続購入しなければならないとか、初回だけうんと割り引いているものの、2回目からは正規の値段になるというマジックがはたらいているものが多い。第一、あんなちっぽけなものが、1ヶ月3千円から5千円もする。これは、サプリメント協会?の何か決まりみたいに、この辺りの値段になっている。子どもでも、「怪しくないか?」と思ってしまう。しかも、今ならとか、あと30分とか言いながら、即断を強要してくる。

 

その中で、今、シジミとイチョウが熱い。シジミは、肝臓に良いというところから、疲労回復を目的として、イチョウは、脳の海馬の活性化にいいと、物忘れ防止の一助として、それぞれ注目されている。

 

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中でも、シジミは、エキスそのものの液体や、粉末、エキスが入った調味料など、様々な形で、販売されている。しかし、そんなたくさんどこでシジミが取れるのだろうか。わたしの家にあるシジミエキス関係の食品を調べると、だしや、味噌汁の素、粉末など、結構ある。

 

あんな小さなシジミが、エキスを抽出され、凝縮され、粉末になり、製品化される。中には、シジミ何個分のオルニチンとかなんとか、さも、たくさん使っていますよという表示も多くある。どこのシジミなのだろう?

 

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宍道湖では、そんなにたくさん取れているのだろうか?ひょっとして、どこかの池のお化けシジミではないか。

 

国内のシジミの収穫量を調べてみた。

島根県 3,622 t    青森県 3,350 t
茨城県 828t     北海道 812 t
東京都 467 t       三重県 341 t

愛知県 188 t      福岡県 52 t
鳥取県 45 t         岐阜県 26 t

ざっとこの10県で、9731トン

まあ、日本全国で、一万トンは取れていることにびっくりだが、これは一万トンしかないとも考えられる。この量は減少の一途をたどっているという。

 

こうなると、やはり心配なのは、アサリで悪評の高い、中国産の存在である。その中国産のアサリのむき身は、スーパーで平気に売られているが、抗生物質や、残留農薬、そして、カドミウム、活性リン酸、鉛などの水質汚染が、問題視されている。

 

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もう無茶苦茶している中国から、加工品と言えども、輸入していること自体アホな話だと思うが、きちんと品質検査なしで店頭に並んでいるのが実情だ。国産のアサリでも、中国産の殻付き貝を輸入し、日本の海水につけて日本産にしているという。この手法は、梅干しも同じで、あんなにたくさん日本で南高梅が採れるはずがない。中国で塩漬けした南高梅が、日本で塩抜きをされ天日で干され紀州梅になるのである。仮面ライダー顔負けの変身である。

この手法で、シジミも侵入してきている可能性がある。

 

本当に、シジミはどこのものか明記してほしいし、本当にそれがシジミを原料として作られているのか、本当にそれだけのものが入っているのか、検査もしてほしい。

 

日本は、大企業でも、品質を捏造する国である。もう、誤魔化すのは中国だけではなく、人間なら当たり前と思えるほど、不信感は高まっている。

サプリメントは、その価格もさることながら、安全性、信頼性にも、消費者庁が目を光らせてほしい。