アヒージョ好きのビーバー

世の中の本質を、自分なりに考え、解説します。正義感が強く、偉そうなもの、金持ちには、牙を剥きます。

テクマクマヤコーン、ジャイアントコーン

魔法を使うには、まずは、魔法使いにならねばならない。

イギリスには、魔法学校があって、キングスクロス駅の9と4分の3番線から出る「ホグワーツ特急」で行くことができる。ただし、その前には恐ろしいほどでかい男と出会わねばならない。

他のヨーロッパの国々では、魔女狩りのため、おおかた死に絶えてしまったとされているから、修行を積んでもなれるものではない。それ以前にもともと魔女がいたわけでなく、宗教的な原理主義に基づいた、つじつま合わせのために、多くの罪なき女性が犠牲になったものだ。

アマゾンには、シャーマンがいて、ありとあらゆるものをコントロールできるというが、それは呪術という範囲ではあろう。その場で、カボチャが馬車になったりはするまい。

アメリカのディズニーには、魔法使いはいるが、画面からなかなか出てきてくれはしない。眠れる森の美女のマレフィセントから、魔法使いの弟子のミッキーもいるが、あくまでも2次元である。

いよいよ日本であるが、宅急便を運ぶキキや魔法の国からやってきたサリーちゃん、魔界の女王候補のめぐちゃん、アラビンドビンハゲチャビンの大魔王、あの鐘は鳴らさないアッコちゃんなど、大勢いるものの、みんな2次元である。

しかしながら、悪魔くんでは、メフィストが召喚され、実写版で登場する。その召喚の合言葉は、

「エロイムエッサイム。我は求め訴えたり。エロイムエッサイム、朽ち果てし大気の精霊よ。万人の父の名の下に行う、我が求めに応えよ。エロイムエッサイム」

これを、唱えると、たちまち現れるものの、チョコレートとコーヒーと、お金と女性が好きなので、これという時には、あまり役に立たない。

 

こうしてみると、なかなかまっとうな魔法使いはいないようだ。

 

それでも魔法使いになれるなら、かっこよく世の中の役に立てたい。人々の苦しみを救い、悩みを解決する。目の不自由な人には 光を与え、体の不自由な人には自由に動ける体に変身してもらう。

行方不明の人もとりもどす。

こうして人々を支え勇気付けるカリスマとなり、やがて、体型が似ている懐かしい主人公の名前で呼ばれミュージアムに祀られる。

子どもたちは、困った時には、「アンパンマン」と叫び、少しずっこけながら登場するであろう英雄を待つ。

このことは、「イカのお寿司」以上のものとして、認識される。

 

そんなことできないかなあ。

 

あれ?これは魔法?