朝の車内から6
日の出が遅いからか、今日も朝方鬱陶しかったものの、日が照って来た。こんな感じが、22日まで続くとなると、気が遠くなる。
朝の電車は、週の初めのやる気のなさも相まって、2本遅れた。まあ、順当な始まりだ。すると、このシリーズ2で紹介した、吊り輪女が乗車して来た。
はじめは、隣に佇んでいたが、後ろのつり革に移動し、頃合いを見計らって、例のつり革体操を始めた。
コットンコットン、床を打つ。そのうち、規定の回数にも達していないだろうに、周りを気にすることなく、これも以前拝見した、腰のグラインドを始めた。
当然後ろにいたわたしを、そのお尻が直撃し、アァッと、少し迷惑そうな声をあげた。こちらこそ、アァッである。
偶然、彼女の、前の席が空き、すごい速さで座った。なに?健康を気遣っていたのではないのか?
おまけに、座ってからたった一駅で、降りていってしまった。
朝から、お騒がせつり革女であった。