大阪府民の憂鬱

松井知事が、またもやらかした。

言っておくがわたしは、菅直人のアホさに絆されて、それ以来無党派層を貫いている。というか、ずるいことばかりする与党と、それを許してしまっているその応援団は、嫌いである。

一番嫌いなのは、行き先を、与党と同じところや、それ以上戦前寄りのところにあるくせに、まるで改革者のような名を名乗り、意識や教養の薄い人たちを騙している輩だ。

経済学者の大前研一さんは、戦前寄りの政治を求めて、改革を叫んできたのではない。庶民が困らない、不利益を得ないように様々な提案をしてきた。フランスの少子化対策の紹介や、金利、税制の改革を説いてきた。政府がしっかりと聞く気があれば、世の中は変わってきたはずだ。しかし、与党は、いつまでも夫婦別姓を認めず、家を主に置いた戸籍法を未だ維持している。戸籍があるのは、日本、韓国、中国ぐらいのもの。そんなことも、不勉強で提案できない、 改革をしない大阪の輩は、世の中は変わるのではないかと、府民に期待させ、そのくせ与党にすり寄り、心も合わせて、カジノを誘致しようとしている。やり方がゲスい。さすが、近畿の嫌われ者である。

それもそうだが、この度の災害で、義援金が呼びかけられてはいるが、「共産党は、義援金から必要経費を差し引き、満額を被災地に送らないので気を付けましょう」という発言を、した。

安倍ちゃんの友達であり、右翼主義者であることは周知の事実ではあるが、こんな呼びかけを、まず、知事が行うこと自体非礼で、バカである。よほど共産党が嫌いな、あの黒い車に乗る人たちと同じ発想なのだ。文化の発信地である大阪の人間とは思えない、耳を疑う言動である。

赤十字の赤い羽根が、必要経費を差し引くのは周知の事実ではあるが、それと同等だと感じたのか。それにしても、人の善意につけこむ、幼稚な馬鹿げた発言である。こんな気持ちの悪いことを、まともな人間なら言わない。

大阪の人、恥ずかしくない？