アヒージョ好きのビーバー

世の中の本質を、自分なりに考え、解説します。正義感が強く、偉そうなもの、金持ちには、牙を剥きます。

思い出のメロディーはすごい

世界一受けたい授業石ノ森章太郎の紹介があった。先日、宮城県に行き、石巻石ノ森萬画館に行ったので、楽しみに見て、何気なくNHKにチャンネルを合わせた。

第50回思い出のメロディーをしていた。昔、両親が好きで、これを家族揃って見るのが我が家の恒例行事であった。もう50回か。と少し見ることにした。

 

ちょうど水前寺清子三百六十五歩のマーチが始まるところで、熊本の震災復興を願って歌い始めた。若い!

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そうだ、熊本にもボランティアで行ったんだ、と懐かしい曲を聞いた。歌詞が出てきたので、よく聞いていると、今更ながらわかることがある。

どうして三歩歩いて二歩下がるのあたりは、人生の辛さが分からねばさっぱりだろう。あまりにも1番の歌詞がインパクトがありすぎ、2番3番の歌詞は、あまり知らなかった。

しかし、2番の歌詞をよく聞けば、1番以上の意味がある。作者は、ふつふつと湧き上がる思いを書き足したのであろう。

 

一部だけ紹介すると、

2 しあわせの 扉はせまい
  だからしゃがんで 通るのね
  百日百歩 千日千歩
  ままになる日も ならぬ日も
  人生は ワン・ツー・パンチ
  あしたのあしたは またあした
  あなたはいつも 新しい
  希望の虹を だいている


3 しあわせの 隣にいても
  わからない日も あるんだね
  一年三百六十五日
  一歩違いで にがしても
  人生は ワン・ツー・パンチ
  歩みを止めずに 夢みよう
  千里の道も 一歩から
  はじまることを 信じよう
  

今更、気づいてとしかられそうだが、いいものはいいのである。

このあと、長崎から自身の被爆体験を語り、美輪明宏が、よいとまけの歌を教会で歌い、戦後の復員兵の情報番組のテーマになった、里の秋につながって行く。

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NHKは、安倍政権の右翼的な数々の圧力にも屈せず、粛々と平和へのメッセージをつたえている。えらい。

 

紅白歌合戦には、出ない小林幸子も、お約束の衣装で出演している。バックダンサーのダンスも、カメラワークも、番組の構成も、取材テープの綿密さも、すばらしい。ひょっとして、真面目に歌を聴く番組としては、紅白歌合戦以上ではないかと思う。

 

お宝番組だ。