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てんちゃんは、てんてんといって、うる星やつらのいたずらっ子の名前からきている。あの大阪弁で話す小鬼である。
メスで、生後4ヶ月、2キロの重さがある。
名前が、今の姿を予見していたのか、悪いことをし尽くす。
今日は、テーブルに置いていたちくわを加えているところを見つかり、もうどら猫退治のように、追いかけられていた。わずか1ヶ月にならないうちに、我が家に来たので、丸いっきり社会性はなく、好奇心で何でもかんでも遊び道具にしてしまう。買い物袋も、爪とぎ機の箱も、みんなてんちゃんの憩いの品になってしまった。
子どもと一緒に寝るものの、わたしとは寝ない。少し離れたところからこちらを伺ってじっと見ながら寝ている。
耳がいいので、なかなか近づけないが、寂しい時だろうか、パソコンや、仕事をし始めると、猫パンチをしたり、やたらスイッチ類の上を踏んで、停電にしたりする。
この前など、光テレビのトランスをカリカリ触って外してしまい、長い間、原因不明の故障となっていた。
水入れがあっても、台所のシンクに上り、水を飲もうと企んでいる。できそうならなんでもやる。今は、カーテンレールの上に上がりたいらしく、カーテンにやたら飛びつくようになって来た。
すぐに書類の上に寝るので、大切なものは目につかないようにしないと大変なことになる。
とは言いながら、またまた、変な寝方で、笑かすのである。