鯖缶のハテナ?
今巷は、鯖缶ブームである。
実は鯖ブームと言った方がいいかもしれない。
健康番組は、ゴールデンタイムでも、毎日一局は放送しているが、そこで連続して鯖の素晴らしさが取り上げられた。
サバやイワシなどの青魚に含まれるEPAは、かねてから、血管や血液に良いと言われていた。さかなならEPA.大豆ならナットキナーゼである。薬に頼らない、血液サラサラの最強食品である。
鯖のEPAが放送された次の日は、近所のスーパーでは、鯖の水煮が、完売していた。ひっぱりうどんや鍋物として紹介されていたからだ。
鯖缶になると、普通の塩焼きよりカルシウムや他の栄養素も同時に摂れるとかで、鯖缶さまさまなのである。
しかし、翌日には少し出回り、翌翌日には、帰るまでに戻ってきた。
あらためて、鯖缶を買い揃え、ニッスイの簡単プルトップの鯖缶がすごいと気づいた。
後で見ると他社の製品にも同じことが言える。脅威である。
それは。
ぎっしり詰め込まれているということである。
どうして詰めたのだろう。機械ではこうはいかないであろう。とどんどん不思議は膨らんでいく。
取り出すときには
よいしょ
よいしょよいしょである。
ある缶詰め会社のホームページには、丁寧に手詰めをしているという。しかも、詰め込み過ぎないのがおいしさのコツであるという。全くもってすごい話である。
わが家には、鯖缶が味付け、味噌、水煮をそれぞれ数種類準備しているが、スーパーでは、品薄が続くため、新しい販路を開拓し、新作やまだ知らない会社の鯖缶が手に入るようになったので、びっくりするものもある。
でかいから満足。
高いけどうまい。
ぜひ、山形のひっぱりうどんの達人に、ベスト鯖缶を教えてもらいたい。