ムカデが向かって来た
一昨日、夜の10時半。
いよいよ、寝ようかという時間帯である。子どもが、三階への寝室に上がりかけたとき、ぎゃーと叫び声が聞こえて来た。
もう、築15年もたっているので、多少ガタは来ているようだが、何にも困ることはなかった。しかし、一階の母の生ゴミの不始末が、たたり、しばしばゴキブリが出るようになって来た。
また、一階からの招かざる客かと、普段パトリオットとして、常備しているゴキジェットプロを右手に、左手には、我が家のサードとして導入したゴキプッシュプロを持ち、やいやいと、現場に急行した。
ぎゃーぎゃー、と叫び声が響く。
よく見ると、何と、立派なムカデが、ミサワホームのミサワウッドで出来た階段を、スルスルと降りて来ていた。すごい勢いで、、
相手はゴキブリではないので、昆虫用の両手の武器は、およそ役に立たない。わかっちゃいるけど、やめられない。一応、ウルトラマンに出てくる自衛隊の61式戦車のごとく、攻撃の手を緩めず、噴射した。
やはり、昆虫ではない。うちは、街中に建っているので、害虫忌避剤の類いのものは用意していない。とにかく、どこかに行ってしまうと、もはや手がつけられない。だから、すぐに捕まえて、おこうと、近くにあった消臭力をドカンと置いて、身動きを取れなくした。
始末の仕方を調べたが、お湯をかける、冷やす、などいろいろ書いている。いったいどちらなんだ。何が良いのか、中には、ムカデに噛まれた処置も書いている。とにかく、お湯をかけようと、湯を沸かし、不気味に頭を動かしているムカデに、ぶっかけた。
動きが止まったので、割り箸でつまみ上げ、ガスコンロで焼いた。焦げ臭い匂いが辺りに漂った。
どうして、家にいたのだろう。しかも、三階から下りて来ている。おそらく、離れの屋上から侵入して来たのであろう。
ムカデは、よくつがいでいるという。いつ出て来ても大丈夫なように、新たな迎撃ミサイルとして、瞬殺アリフマキラーを2つ配備した。
今度は、アライグマか、ハクビシンが出てくるかもしれない。