今更言うな
今日の参議院本会議での演説で、安倍は、企業の最大規模の収益が予想される中、企業に賃上げとさらなる設備投資を訴えた。
おまけとして、中小企業への忖度をも要求した。
まあ、単なるお願いに過ぎないので、何ら拘束力もない。もちろん罰則もない。
でも、今まで、維新の橋下に散々労働者バッシングをさせながら、教員組合を悪の権化のように叩いた。もはや日本は、経営者や、行使者に、従えばいいのだという、実にアホな、ロジックがまかり通る国になってしまっているのである。ものを作っているのではなく人を育てていますねんと応えた、松下幸之助のような経営者はもはやいない。小泉が、新自由主義の立場から、人事考課制度を導入し、殺伐とした職場へと変えてしまった。
そのくせ、はたらきかた改革や、一億人総活躍社会やと、分からんどうせ実現できないことばかり言い始め、これまた、ワイドショーばかり見て、脳みその連合野が、ほぼ稼働しなくなった、庶民を煙に巻いている。
安倍は、今日の発言で、企業収益が潤沢に労働者の元に行き届いていないことを認めた。つまり、未だにアベノミクスは、何の効果もないと認めたと同じである。
このようにして、嘘をつかれ、また騙されながら、憲法改悪へと進んでいくのである。
籠池のお父さんの口を塞ぎ、元愛媛県の老いぼれ知事に戯言を言わせ、文科省に圧力をかけて行く。
こんなインチキが、まかり通ることこそおかしなことだ。
だから、中国に舐められるのだ。