朝の車内から3
今朝は、早めの出勤で、いつもより30分も早い電車に乗った。乗ろうとした電車には、途中で携帯を取りに帰ったので、間に合わなかった。したがって、ギリギリの勝負に出ている。
それでも、次の駅で、座れたので、案外のんびりとしている。自分が運転しているわけではないから、時刻どおりにしか着かないからだ。いつになく、停車駅の駅名を告げるアナウンスが、のびのびに聞こえてくる。早よせんか。と、子どもになら言ってしまうかもしれないが、この状況なら仕方がない。
朝の車内は静かだ。今日の、戦いのために精神を統一しているのか、それとも、朝ごはんを腹いっぱい食べて、もう満足しているのか。それにしても、みんな静かであり、動きに無駄がない。いつもの場所に立ち、いつもやっていることをしているという感じ。まさしく、あの五郎丸と同じなのである。
向かいの席の男性は、先程から、2回も、グワッという、鼻音を鳴らしている。今3回目が聞こえた。上を向いて口を開けている。ゴキブリが入ったらどうするのだろう。
たしか、どこかの国では、居眠り禁止だという。イギリスは、乗越には、多額の違反金を払わないといけないらしい。
日本は、平和だ。
今新快速に追い抜かれた。