大江戸漫遊記①神田明神編
今日は、学会である。
今までは、漠然と生きて来たが、この4月からは、なにがしかの役を任されることになっている。だから、2月からの右膝の痛みがあっても、たとえ右膝がちぎれてなくなろうとも、行かなければならない。
行かなくちゃ、君に会いに行かなくちゃ。井上陽水の気分なのである。幸い、2時にうるさかったりょうも、5時まではぐっすり寝ていた。
クルミパンを、二個、背広の右ポケットに入れて出発した。あと3分でJRの駅だという時に、携帯の充電池を忘れて来たことに気づいた。まだ時間があるが、急いで取りに帰ると、おそらく右膝が悲鳴をあげるだろう。今日ばかしは、無理をしてはいけないのである。膝をこれ以上痛めると、おそらく大好きな小諸そばも、立ち食い寿司も食べられなくなる。諦めて、大学のコンセントを拝借することにした。
さて、新神戸である。もうみどりの窓口が開いていた。当たり前と言えばそうだが、まだ、朝が早いので、自由席は大丈夫だろう。今日は日曜日。時間は6時。
そういえば、新幹線回数券を求めて、昨夜新開地で寿司を食べたあと、三ノ宮に出た。15100円が14000円。あとで調べると、13700円の店もあった。昨夜の間に、サンライズで行くことも考えたが、たかだか到着が2時間違うだけであるのに、6000円も払うことはないだろう。りょうも、夜鳴きするかもしれないし。ということで、切符は2枚買った。
でも、新幹線は、高すぎる。外国人の、JRフリーパスの価格を聞くと、10人が10人とも頭にくる。 7日間乗り放題のグリーン車¥38,880
普通車¥29,110
14日間乗り放題のグリーン車¥¥62,950
普通車¥46,390
21日間乗り放題のグリーン車¥81,870
普通車¥59.350
なのである。
指定席回数券
今回は、往復で¥28,000。中学生の時の修学旅行の時はいくらだったのだろう。親には、何から何まで世話になった。親が積み立てたお金で、やっと行った東京であるが、今は、すぐに新幹線で日帰りができる。経済力は向上し、新幹線があたりまえになった。それなのに、母は、まだ、東京には、行ったことがない。北海道や日光には行ったらしいが。この辺りがわからない。
東京では駅名表示は撮らないでおく。
だらだら書き綴っては来たが、いよいよ新幹線に乗った。6時9分。列車到着数分前に、あの、懐かしい500系のぞみで流れていたチャイムがホームに流れた。今の、車内で流れる、5音のショートチャイムに比べると、はるかに音楽的センスが良い。どうして変えたのかわからない。自由席のEに座れた。よく空いている。
晴れていたら、富士山が見れるかもしれない。この新幹線は、4月から横浜市で働く子どもとの生命線となる。
窓側なので、充電できる。
米原から名古屋までの、連絡の悪い東海道本線を左に見ながら走る。
まもなく、名古屋なので、しばらくうとうとすることにする。