岩手県ありがとう
岩手県オリジナル水稲新品種 岩手118号「金色の風」(こんじきのかぜ)が、発売される。
岩手県には、昨年より銀河のしずくという新品種が発売されているが、銀の後で金が登場するという、岩手県の意味ありげな作戦が垣間見える。
岩手県と言えば、お分かりのように、中尊寺の金色堂のように、平安時代に藤原三代の黄金文化を育んだ地である。また、風と言えば、宮沢賢治先生の風の又三郎。とも受け取ることができる。
どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんも吹きとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう
金も風も、岩手県にふさわしい。
そのCMに、朝ドラのあまちゃんで主演したのんさんを、起用している。
ドラマあまちゃんは、東北を救った。多くの人が、東北の良さや素朴さに共感し、震災を自分のものとして考えた。びっくりしたら必ず、じぇじぇじぇを連発した。
関西からなかなか行けない東北であるが、わたしも3回ボランティアでいかせてもらった。
岩手の盛岡は、日本で一番好きな町である。
ハズキルーペの何十倍も好きだ。
のんさんは、最近の朝ドラにしては正統派、基礎から朝ドラで育てられた女優である。ドラマは、脚本が宮藤官九郎で素晴らしい展開であった。能年玲奈も人気があったが、外野のゴタゴタで、次のステップになかなか進めなかった。
芸能界は所詮ヤクザの世界だ。言い切ってしまうが、決して綺麗な世界ではない。事実、金や体やその他諸々のものがはびこっている。それにあまり変わらないヤクザ社会のマスコミが、何かの手を使って、あっという間に、能年玲奈をヒールに仕立て上げた。
今でもレプロは地上波に圧力をかけて干し続けている。ブラックなうえに、やり方はヤクザだ。稲垣結衣がいるからって爽やかではない。内部事情は、ネットでも暴露されている。義理と人情と金と女のヤクザの世界だ。
同じようなことが、随分前に裕木奈江でもあった。女性の嫉妬に追い立てられ、つまらないヤクザ社会から姿を消した。
のんさんは、能年玲奈の名前を捨て、のんさんになった。名前を変えるなんて、まるで、小指を詰めたような屈辱と憤りを覚える。芸能リポーターなど、いなくなればいい。噂を掻き立てる芸能リポーターは、はっきり言って人間のクズだ。レプロに嫌われぬよううまくやっている。意気地なしだ。
岩手県は、今も能年玲奈を大切にしてくれる。もちろん、岩手はヤクザものではないし、悪口に動揺などしない、豊かな文化の県である。
兵庫県出身の能年玲奈は、そんな岩手県に愛されている。すごく嬉しい。しかし、兵庫県と岩手県は、あの『遠野物語」に代表される、福崎町出身の柳田國男が、つないでいる。
「願わくは之を語りて平地人を戦慄せしめよ」
と、その文化伝承の意味深さを改めて都市生活者に突きつけたのであるが、この金色の風が、その思いを全国に運んでいくのかもしれない。
それにしても、そういうのんさんを、起用する岩手県は美しい。泣けてくる。
岩手銀行も採用している。偉い‼︎
市販されたら、一番に買いに行くつもりだ。
気になる販売価格は、2キログラムで1200~1300円になるらしい。同じオリジナル米で昨年デビューさせた「銀河のしずく」の小売価格は1000円となる見込みだという。
早く食べてみたい。できれば、来年田植えもしたい。兵庫県民を招待してほしい。