愛猫 わがままてんてん4
ずいぶんと間が空いた。
猫より母の方が手がかかっていたからである。
捨て猫、いや、迷い猫てんてんは、ずいぶん大きくなった。2回目の夏を迎える。
名前を呼ぶと、にゃーと返事をする。
返事はたいてい邪魔くさそうである。
台所に人が立つと、今度はカウンターから見下ろして、少しでも食べられそうなものがあると、すぐさま床に降りて体を擦り寄せてくる。
そうなると、ミャーミャーうるさい。
猫は、脳の構造が子猫の時と変わらないらしく、平気で可愛い子猫の時代へ逆戻りをする。
そんなに、スリスリするのに時間が来れば、もう知らんぷりである。食べるものがなければ、またまた、遠くもなく近くもないところで、じっと我慢している。
今は暑いので、膝の上には乗ってこない。しかし、足を噛んだり両手で足をネコパンチする。その後の行動が、素っ気ないので何のためにしているのかがわからないのである。
さて、昨日、NHKのもふもふを見た。どの猫も従順でおとなしい。おいでといえば来そうな猫ばかりである。
うちのてんてんは、変わり者なのだろうか?