悪行三昧を正す 安倍遺産の崩壊のはじまり
教員免許が、安倍晋三のために更新制となったのは、2006年のことである。
日教組が文部省の指導に従わないから、日本の教育はダメになったと決めつけ、民主党支持者であることを恨んで、教員いじめを企んだ。
その時、大阪のヤクザ軍団大阪維新の会に公務員バッシングをやらせ、大阪は、この時公務員の数を減らし、竹中平蔵率いるインチキ経済集団が牽引する、パート職員を導入した。だから、コロナ禍の業務は大阪は滞っているし、たくさんの死亡者を出したのだ。
大阪は、民間こそ仕事のノウハウがあり、進んでいると、校長を民間人に転換しようとした。この民間というのは、営利を追求してきた会社員である。
あくまでも教員憎しの安倍晋三と大阪維新の会が手を組み、その後も教員をはじめとする公務員バッシングを続けた。
それでも飽き足らず、今明らかになっている日本の二分化による貧困家庭が学力不振で困っている状態も教師の指導力の無さであると、自分自身が、偏差値50にも満たないのにも関わらず、教員免許の更新制という茶番を法制化したのである。
大学で教員免許を取る時に期限付きだとは言われてはいないのに、それは10年経つと紙切れだとやったのである。勝手に教員が学力を下げていると、意味づけをし、政治の怠慢を認めず全てを教員にその責任を押し付けた。同時に、数の力で教育基本法を変え、教育に政治的な介入を可能にしてしまった。まるで、戦前と同じである。
こうして、教員は、免許状を管理されることになり、10年経つと更新というしょうもない授業を受け、試験を受けるということになったのである。
しかし、悪法は続かない。教員も、安倍晋三よりはるかに偏差値は高い。更新には3万円かかるが、更新講習をする大学は、色々内容を工夫するようになった。学会への参加、実技講習、教養講座と、つまらない講義は減ってきた。コロナ禍では、集まっての講義はできないと、通信制の感想文提出という制度も認められた。
もう、やっている方もやらされている方も、その無意味さに気が付いているのである。そもそも教員いじめでやり始めたことであるから、中身がないのである。そんな暇があったら、教員が授業に、専念できるような時間作りをする方がよっぽど急務なのである。
今回、文科省は、やっとこんなことの意味のなさに気づき、法改正をするという。安倍晋三が根回しをしてそうはさせないとするのだろうか。どうせそれをするなら、教育基本法をもう一度与党の議員で読んでみて、戦前回帰になってはいないか考えてみるがいい。
大学で4年間も真面目に勉強してきた教員を舐めてはいけない。まして、4年間アルファロメオを乗り回し何にも勉強せず姫路の鐵工所に親の七光りで就職させてもらった輩が批判できるものではない。