アヒージョ好きのビーバー

世の中の本質を、自分なりに考え、解説します。正義感が強く、偉そうなもの、金持ちには、牙を剥きます。

ザーサイと牛バラ(牛肉)炒め

今日は夜のご飯は1人なので、とっておきの簡単料理をした。というか、家族がそれぞれ外で済ませてくるのを忘れていて、今日までの牛肉があったからだ。

味の出やすい牛バラならいいのだが、肩ロースであった。

f:id:deebtomy8823:20190329215558j:image

幸い、水だきメンマもある。

f:id:deebtomy8823:20190329215711j:image

またまた、なんと、おでん用に買っておいたこんにゃくも、お茶漬け対策に常備している桃屋の搾菜もある。桃屋の搾菜は、1年も熟成させているので味に深みがある。

f:id:deebtomy8823:20190329220038j:image

そこで、わずか10分でできてしまう、ザーサイと牛肉炒めを作ることにした。

これは、あくまでも、牛肉の油と、ザーサイの旨味と、ごま油の香りで楽しむ料理である。

そこに、こんにゃくと少し硬いメンマの食感が、箸を進めることになる。ビールにも合うし、ご飯にも合う。しかも、カロリー控えめ?

 

まず、こんにゃくを三枚におろし、薄くする。

f:id:deebtomy8823:20190329220534j:image

それをさらに細く切っていく。

f:id:deebtomy8823:20190329220735j:image

こんにゃくの柔らかさと闘うメンマも、同じように細く切る。

f:id:deebtomy8823:20190329220848j:image

中国製であるが、悪くない。

f:id:deebtomy8823:20190329220952j:image

しっかり洗う。

牛肉も、出来るだけ細くしておく。f:id:deebtomy8823:20190329215544j:image

いよいよ、フライパンにごま油を大さじ2を入れ強火で炒めていく。

まず、牛肉とこんにゃくの細切りが入る。こんにゃくのいらない水分を出し、表面を炙ることにより味が入りやすくする。

f:id:deebtomy8823:20190329221343j:image

牛肉に火が通ったら、創味シャンタンを小さじ半分入れ、中華の由来を確かにし、

f:id:deebtomy8823:20190329221531j:imagef:id:deebtomy8823:20190329221545j:image

さらに、豆板醤を小さじ一杯入れてかきまぜる。

f:id:deebtomy8823:20190329221810j:image

満遍なく混ざったら、いよいよザーサイの登場。瓶の蓋を開け、中の汁もザーサイも全てフライパンにぶちまけ、さっと30秒ぐらい炒める。長く炒めると全体に塩味が効いてくるが、ザーサイ自体の塩分は抜けてしまう。そうなると、ペラペラして気持ち悪い。だからこそ、少しザーサイに塩味が残っている方がいい。

f:id:deebtomy8823:20190329222146j:image

こうして出来上がりになるが、白ネギを刻んでふりかけると、中華料理店のそれとも見間違えるほどの出来になる。

f:id:deebtomy8823:20190329222309j:image

味付けは、桃屋と創味食品がやってくれる。

出来るだけ、テキパキと炒めるのがポイントである。これは、我が家流の作り方なので、中華鍋を巧みに煽るプロは多分もっとすごいと思う。でも、家庭料理では簡単で手間いらず。ぜひお試しを。

 

 

 

 

 

 

 

素敵な和歌山10 今時の阪和線

朝から青春18切符で京都にと思っていたのだが、京都線が遅延を出していることを知り、断念した。来週ともなれば、もうさくらさくらさくら、人人人と、てんこ盛り状態になり、もう来なければよかった。4K放送の桜でええやんとなるはずなのである。だいたい、休みの日は、この時期どこでも混むが、最近元気なお年寄りが多いからだろうか、平日にもかかわらず、沢山の老人が小さなデイバッグを担いで、あちこちに出没する。特に、昼間のスーパーは、大変なことになっている。ポイント3倍とか、いや今日はやけくそだポイント5倍だとか、お年寄り割引デーだとか、やたら〇〇の日が矢継ぎ早に押し寄せる中、その荒波を苦にもせず、元気なお年寄りが、朝からわんさか押しかけている。わたしは、昼間なのにごった返しているのに毎回出会わし、しかも、もう十分会社や事業所で働いてきたお父さんが、携帯を取り出し、おそらく妻であろうひとと、「白菜は4分の一かいなあ」「塩ジャケは甘口かなあ」と会話しながら、まるでジャングルを探検するような気迫でずんずんと進むのである。こういう形の、老後の姿は実にすばらしい。それがこの数年、ますます、拍車がかかってきたような気がする。

それでもって、今日の新快速も、紀州路快速も、昼間なのに満員なのである。前乗り4両は関空に、後ろ乗り4両は和歌山行きになるのだが、おそらく何人かは、間違えて和歌山まで行ってしまうのであろう。

f:id:deebtomy8823:20190328115352j:image

戦前は日本一のスピードを誇っていた阪和線は、停車駅の増加と、関空へ行くついでという立場性に鑑み、とてつもないローカル線としての不便さを抱えてしまった。ついこの前には、南海電車とスピードを競っていたのにと思うと、地方都市の凋落ぶりと、政府の少子化対策の無能さに怒りがこみ上げてくる。

そういえば、和泉府中に五分も停止し、特急くろしおを先にいかした。まだまだ、日根野関空行きを切り離した後は、和歌山まで各駅停車をする。こんなのでいいのか。40年前より和歌山は遠くなってしまったのである。

なんといたわしいことか。

f:id:deebtomy8823:20190328115526j:image

高速料金はいつのまにか実質値上げをされ、鉄道は、時間が遅くなってしまったのである。

それなら特急に乗ればいいではないかと言われそうだが、それは違う。と言っているうちに、いよいよ左に見える山なみが近づいてきた。もう泉南である。すぐに熊取のアナウンスが流れる。次にとまる日根野は、学生時代に、駅にキャンプ用品を一式忘れてきた思い出がある。小さな小屋のような駅だったのに立派になった。かつての玉ねぎばたけに代表される農村のイメージなど皆無である。ここで、列車の切り離しを行うが、後ろの車両から前の車両へと、スーツケースを転がしていく人々の集団移動がある。ここでまた、5分ほど待たされ、さらに、各駅停車になった駅で、またまた、途中で4分ほど特急電車の通過待ちをし、降りる駅で自分でボタンを押すという、阪神間では考えられないサービスが始まった。阪和自動車道に沿って走り、昔は温泉宿のあった山中渓を通り、県境を越え、紀ノ川に沿ってはしり、和歌山に至るのである。

 

素敵な和歌山9(ホテル浦島物語)

いよいよホテル浦島のお客様駐車場に到着した。いつものように、入り口に2人、広い駐車場には、中ほどに誘導の職員が1人、そしてマイクロバスの運転手と、係員は4人。

みんな同じような年格好で、やけに日焼けをしているのを見ると、ひょっとして漁師さんのアルバイトではないかと勘ぐってしまう。勝浦は、近海マグロの水揚げ漁港ではあるが、近海漁業を営む漁師さんもいないわけではない。

毎回、そのおじさんたちに聞いてみたいのであるが、勇気がない。おそらく、昭和40年代から黙々と働いてこられたのであろう。簡単な仕事ほど、技術や能力が凝縮しているものである。

どこに駐車させるか、どのタイミングでバスを発車させるのか、おそらく細かな熟練の技というか、規定があるのであろう。

ホテル浦島に来た宿泊客は、この駐車場に着けば、もう一安心なのである。3分ほどバスに揺られ、それから桟橋まで歩き、亀の連絡船に乗るのである。

実はホテル浦島は、半島に建っている。島ではない。ということで、裏からは車で物資が搬入されている。しかし、それはよほど頑張らないと見ることはできない。

f:id:deebtomy8823:20190305161421j:image

とにかくこの亀さんに乗ると、もう直ぐに浦島太郎なのである。助けてもないのに、機嫌よく乗せてくれる。残念ながらこの亀は一匹しかいないので、乗船できる確率は2分の1であり、いつもいつも乗れるわけではない。赤い少し渋めの年季の入ったもう一隻の船に乗ることめできる。シートも壁もボロボロであるが、それは、この数十年、このシステムを守ってきた揺るぎない伝統によるものである。これが新しくなれば、もはや今時の10000円を下回る金額では泊まることができなくなるのである。

また、建物も仕組みも随分変わってしまった。

もう部屋食はない。

部屋までも自分でそれぞれの館を探しながら、時にはその辺りに佇んでいる、明らかに自分よりも先にこのホテルに来ているに違いないと思われし人ににこやかに近づき、教えてもらうのである。浴衣着の人に聞くのが一番固いのではあるが、時折ご機嫌すぎる人もいて混乱を招くこともあるので、注意が必要である。

部屋に到着すると、もう帰りまで、シティーホテル住まいと何も変わらない。ただし、夕食時にふとんをしいてくれるサービスがある。日章館は、部屋が広く見晴らしがいい。

バイキング方式で、スタートの時間を選んで食べに行くのである。

寿司から刺身、ステーキなど、なんでもある。中華はあまり品揃えはないが、和食を堪能したい外国人にとっては、まあまあ満足できるだろう。キハダマグロの、解体ショーもある。これは、韓国人や台湾人観光客には人気である。説明が日本語なので、外国人は知らずに、1人一切れだと説明されたトロをどっさり持って行ってしまう。中国語もできる従業員もいるのにもったいない話である。まあ、キハダのトロなんてという人にとっては関係ないだろうが。

f:id:deebtomy8823:20190327133517j:image

食事は、総体に美味しい。それに加えて、サービスは最高である。好き勝手にできるのである。

食事中に部屋には布団が敷かれ、風呂に行くなり飲み直すなりできる。あとは、ビジネスホテルと同じである。

朝は自由に朝食バイキングに行き、チェックアウトをするまでは、部屋の布団はあげられない。

f:id:deebtomy8823:20190327133610j:image

昔は、本館でも、部屋食があり、ごんど館や日章館には特別なレストランがあった。食事は盛り付けも、食材への仕事も丁寧であった。あの頃、ガチャガチャと、食事が乗ったワゴンを押していた中居さんはどこに行ってしまったのだろう。また、本館一階にあったおみやげ物売り場も、ローソンになってしまった。売り場の元気のいいお姉さんたちはどこに行ってしまったのだろう。外国人という、新たな客層を迎え、ホテルが変化するのもいいが、日本人は、実はそういう世界を求めているのではないところも、わかっていて欲しい。その土地の良さに気づかせてくれるのは、料理や景色だけでなく、紛れもなく人なのである。北海道のホテルで早朝に近くの遺跡ツアーや夜に自然探索ツアーがあったが、何か郷土の良さに触れる場面も欲しいなあと感じた。

しかし、世界遺産に囲まれた街。

十分竜宮城の役割は果たしてくれていた。玉手箱は、カゲロウのお菓子にした。

f:id:deebtomy8823:20190327135030j:image

 

 

なんと前歯の生え際がぽろり。

五種類の歯ブラシを駆使して歯ブラシをしていたのに、なんと、前歯の付け根に茶色いものが。

しかも凹んでいる。

そんな目立つものなのに、今頃気がついた。

えらいことだと焦ってしまった。

もし、付け根だから歯茎に悪影響が出て、処置できないとか、最悪の場合、治療ができなくて抜いてしまいインプラントとか言われたら、もう一巻の終わりである。

しかも前歯だ。

よほど大口を開けて、しかも、上唇をチンパンジーのようにむき出しにしないとわからないのであるが、急に、上唇がその凹みに違和感を感じるようになってきた。どうしてこんなになるまで気づかなかったのだろう。

なぜか深く後悔をしてしまった。

 

早速数年前まで通っていた歯科医院に連絡した。しかし、少し躊躇した。腕はいいが、性格が合わないのである。お年寄りに頭ごなしに偉そうに言ったり、治療の間にあかんなあとか、どうなっているのだと、ブツブツ言うところである。医者と教師は絶対失敗を口にしてはならない。またお年寄りに偉そうに言うのは良くない。もっと口を開けろとか、前に説明したやろうとか、偉そうな口を叩く。

ヒトはもう80を過ぎれば、もうヒトでは無く神なのである。失礼な態度は軽蔑に値していた。そういう歯科医であるが、腕は確かだ。きちんとした仕事ができる。人間関係が雑なだけである。

罵られるのが心配ではあったが、一応腕を信頼して予約を入れた。カルテが残っていて、覚えていてくれた。そういえば、何年かぶりにハガキも来ていた。

 

後から、やはり痛いのは嫌だから、近くの女医さんのところはどうだろうと調べてみた。診療日が少なくて、おまけに治療の見積もりと書いてあったので、高いかもしれないと恐れおののいてしまった。

 

やはり、腕を信じて前の歯科医のお世話になろうと予約の15分前に行った。誰も待合にはいなかった。すぐにお年寄りの女性が来て、先に診察室に通された。中から聞こえてくる歯科医の声は相変わらずであったが、話し方がすごく丁寧である。

こんな数年でヒトは変わるのだろうかと疑っては見たが、なんらおかしなことはなかった。なにかが、変わっているのだ。ということは、痛くも痒くもない、優しい治療が待っているのであろう。

名前が呼ばれ、診察室に入る。

空いている椅子というかベッドというか、決して座り心地の良くないものに座った。

エプロンやテッシュケースがすごく可愛くなっていた。どうしたのだろう。と、思いながら、先生と話をした。マスクを外した先生を見るのは、初めてであった。

数年で何もかも変わるのだなあと感じた。

 

治療は、完璧にうまい。失敗したもなかったし、アレっていう言葉も聞かなかった。

 

来週から、歯磨きに通う。

相変わらず、いい加減にしか歯磨きをしていないわたしは、五本指になぞらえた、五本の歯ブラシと、いつも突然現れては充電に走る5種類の電動歯ブラシがあることで、安心安全を決め込んでいるのであり、なんら変化しない、困ったヒトなのである。

f:id:deebtomy8823:20190314085231j:image

ビーバー

 

 

 

歯ブラシは5本気分次第で

わたしは、歯並びが悪い。

小さい頃から、口は大きく、歯も立派であったが、乳歯が高校生まで生えていて、その下の永久歯が斜めに生えた。また、出っ歯であり、前歯の機能的な役割はあまり果たしてはいない。親知らずも4本とも生えて、そのうち2本は市民病院でハンマーで歯を割りながら抜いてもらった。虫歯にも悩まされ、歯医者にはよく通ったが、歯磨きだけは頑張ってきた。唾液が多いことも幸いして、今のところ順調である。

歯石を取ってもらうのが辛いので、歯磨きは暇があればやっている。

歯ブラシは5本。自分の指に合わせて揃えている。親指みたいな奥歯用のでっかいもの。人差し指のような器用な少し細めのもの。中指のように長くて、奥歯の細かいところまで磨けるもの。薬指のように、使い勝手は悪いが、ここぞというところを磨ける毛に特徴のあるもの、そして、小指のように小さくて細かな隙間も磨けるものである。

毎日取っ替え引っ替え、テレビを見ながら、本を読みながらごしごししている。職場にも、カバンの中にも複数の歯ブラシを入れている。

歯医者での歯磨きには、電動歯ブラシが使われるので、またまた、5本購入している。形状は三種類だが、充電器をなくしてしまい、その度に買い揃えてもいる。

電動歯ブラシは、早いが振動で歯がどうかなりはしないか心配である。性能のいいのが欲しいが、本当にどのくらい落ちているのかはわからない。機械が止まるまで、とにかくブルブルやる。そんな感じだ。

しかし、磨いた後のツルツル感はいい。だが、まだ、これぞ歯ブラシ王というものには出会っていない。

昨今、舌癌が心配されている。

しっかりと磨いて、口の中を清潔にして、80で20を保ちたい。

青春18切符の旅

天気はあいにくである。

本来なら大好評の素敵な和歌山9を完成させなければ読者のみなさんから叱られるのではあるが、今日は曇りのち雨。万が一晴れてきた場合を想定して、念のため、雨がポツポツしてきたところで家を出て、なんとかかんとかやってきた。

 

ここはJR神戸駅東海道本線の上りの始発駅だ。もう、随分前に神戸駅発の特急はなくなったが、神戸駅発着の普通列車はある。

ちなみに始発は、4時58分である。

 

今日は随分遅い出発であった。なぜなら、花粉症なのである。かれこれ、30年は花粉症と付き合っている。どうして国民の健康のために国策として杉の木を切らないのか不思議である。行政の指導で戦後まもなく、住宅建材として木材不足を解消するため、大規模な植林が行われた。成長が早く建材に適してた杉や檜がたくさん植えられた。特に都市に近い中国山地は、大変なものであったという。結局は外材の輸入で杉は売れなくなり、ついには山に放置されてしまった。その花粉が、なかなか景気回復の恩恵を受けられない小国民を直撃してきたのである。

木を切ろう。杉の木を切ろう。切ってやれ。

花粉症は、形を変えた自然の公害である。医療費をタダにするか、どこかの法律事務所に連絡して、賠償金が払われる仕組みにしないと合点がいかない。

 

そんなこんなで、雨を待っていたのである。どうせなら、八代亜紀さんの「雨の慕情」のように土砂降りに降らせてほしい。

 

10時3分の新快速近江塩津行きに乗る。

三ノ宮で座れた。このまま京都に行く。大阪は帰りにちょこっとだけ寄ることにする。

10時28分。

このまま、高槻に停車しながらも、10時59分には京都に着くのである。神戸京都間1時間なのだ。勝手な話、大阪を通らず、旧西国街道を通る路線が開設されれば、もっと早くなる。西宮から伊丹高槻を通る路線なら40分で着くであろうが、あの阪急と言えどもそんな計画はない。

高槻には、歩いて10分のところにラーメン横綱がある。横綱は、ネギを入れ放題できて幸せな気持ちになれる場所である。味も和歌山ラーメンに少し似ているので好きだ。京都や大阪などチェーン展開しているのにどうして阪神間にこないのだろう。今日は、久しぶりに京都駅の、喜多方ラーメン坂内を食べるために、この関西五都大返しを計画したのである。運賃は、青春18切符だから、2370円。京都まで行って帰るだけで十分だが、それに加えて二都回れるのである。

f:id:deebtomy8823:20190310212804j:image

f:id:deebtomy8823:20190310212820j:image

 

さて喜多方ラーメン坂内である。

11時過ぎだというのに、すごく混んでいて25分も待った。大盛りチャーシュー麺1120円。カロリー摂りすぎ。

f:id:deebtomy8823:20190310120421j:image

チャーシューがトロトロで美味しい。しかも平打ち麺。チキンラーメンの親玉だ。店員さんもサービスが良く、お茶を何回も入れてくれる。

 

次に、奈良線、12時3分発の電車で奈良に向かった。京都と奈良は古くから結ばれた街道である。車窓にはどこにでもある風景が流れていくが、神戸や大阪にはない味わいがある。今、一部複線化工事か何かで、線路を拡張しているのも、やんごとなき光景である。やはり、電車は単線では困る。行き違いに時間がかかるし、以前信楽鉄道正面衝突事故もあった。日本中の単線という単線は、複線にしてほしい。

竹林を左に見ながら、寺院やそれにちなんだ古式ゆかしい駅名が告げられ、その中を、かつて新快速であった車両がズンズンと進んでいく。

車内は、もう大人ばかりだが、いなりに止まらないので、外国人の姿はない。ただ、キャーキャー喚く子どもと、叱ろうとしない鈍感な奇抜な服装をした親が目立っているだけだ。

f:id:deebtomy8823:20190310122242j:image

宇治で観光客が少し降り、城陽、玉水、木津、奈良とみやこ路快速は進んでいった。外はまたまた嬉しいことに雨である。

 

奈良についた。

すぐに、1時3分の大和路快速に乗って王子まで行きそれから高田経由で、和歌山まで出ようとしたが、電車は2時40分過ぎまで高田発がない。和歌山まで2時間はかかるから、到着は4時20分になる。ローカル線とは言え、ここは日本だ。ゆっくりいくことは美徳と感じることもあるが、単なる移動と考えるなら早いのに尽きる。これは怠慢なのか、利用者が少ないからなのか、よくわからないが、もう和歌山は諦めることにした。和歌山線狭軌で走る近鉄吉野線との接点もあり、面白い。こんなところまでという感じで走っているのだ。一駅一駅、どうなっているのか調べてみたいほどである。単線であるためか、87キロの道のりを、2時間かけて走る。電化しているのに。

和歌山周りは断念した。

f:id:deebtomy8823:20190310212922j:image

 

しかたなく、1時間ほど奈良の街を徘徊した。ちょうど興福寺の中金堂が創建されたので、拝観することとした。500円。

躊躇した。中はガラガラ。やはり躊躇する内容だった。あれで500円はなんだろう。勧進という、いわばお布施をもらうことに慣れてしまったのか、国宝館などみんな見て回ると、2000円はするのだ。なんだろう?こんなのでいいのか?せめて、誰かが説明するか、ありがたい話をすべきだ。だから、仏教離れはひどくなるのだ。

f:id:deebtomy8823:20190310153912j:image

 

まあいい、外国人はだれ一人として入ってはいなかった。入ろうとした人もいたけどお金がいると聞いてやめていた。賢い。

またまた、ジェイアール奈良駅まで引き返し、2時3分の大和路快速に乗って大阪を目指した。

 

王子で高田までの快速があることを放送してはいたが、やめておいた。大阪駅で降りて、阪急三番街にできている矢場とんに向かった。地下二階の北館にあった。

大盛りの坂内ラーメンのために、カツ丼やワラジトンカツを食べることはできなかったが、持ち帰りのソースを購入した。名古屋まで行かなくても持って帰れるのがいい。

f:id:deebtomy8823:20190310155021j:image

 

またまた楽しみを見つけてしまった。

これで4都である。

帰りの新快速の車掌さんが、とても可愛い声だったのでびっくりした。中川家の京阪の車掌もいいけど、声優みたいな可愛いのもいい。

今日は1日いろいろな発見をしてしまった。

 

 

水回りは悪徳業者ばかり

わたしの家は二世帯住宅である。

両親が1階に、2階と3階がわたしたち家族が住んでいる。父が5年前に他界し、母が一人で一階にいる。6畳二間の和室に、14畳の洋間、そしてミニキッチンがある。ミニとはいえ、二口ぐりるコンロも食洗機もあり、つかいがってがいい。

最近、高齢の母は、物忘れがひどくなり、鍵は無くすし、通帳の管理もできないようになってきた。できなくなってもプライドが許さず、なんでも隠し、偽るようになってきた。認知症かと専門医に診せたが、年相応の物忘れだという。財布が見当たらない時や、鍵を探しているときは家族を攻め、隠したとか、獲ったとか失礼なことを言いつづけていた。テレビや電話の子機や、蛍光灯のリモコンスイッチなど、投げつけては壊してきた。

しかし、買い物に行き、食事も自分で作り、洗濯もする。

だから、役所は、要支援1しか認定してくれていない。出来るだけ軽くしておきたいのであろう。

 

今日は、昼に炊事をしているときに、シンクの水が抜けないと言いにきた、何もしていないのに、流れなくなったという。

そこで、スッポンを使って流れを良くしようと思ったが、家にはそんなものはない。レジ袋を使って空気の塊を送っていった。

野菜くずや、食べ残しなら、それだけで水は無くなっていく。しかし、わずかずつしか水位は下がらない。単なる野菜くずではないことがわかり、母に聞くと、またまた知らないという。知らないといえばなんとかなってきた人なので、今も良く考えないで知らないという。相手が困ろうと、自分には関係ないのである。

何が詰まっているのかわからないし、排水管の構造はわからないので、業者にきてもらうことにした。

評価や口コミを見ると、ぼったくりや、詐欺や、インチキという言葉がたくさん出ていた。

水回りは、時間をかけると誰でも修理できると書いてもいる。千円の品を1万円で計上するという。家を建てた時も同じ思いをした。手運びに50万円が計上されたり、後でこそっと料金が付けたされたりしていた、大手の住宅会社でもこんな方法で、ぼったくりが繰り返されているのであるから、その下請けも同じことをしているのであろう。

でも、修理費は母親に出してもらうことにし、見積もりをしてもらった。初めから臭い見積もりである。初期費用が1500円あまり。シンクのつまりなら、つまりを見るので管を外す解体工事に9000円、そのぐらいだろうという。上から見ると、明らかに何か詰まっているが、担当者は、これが下まで詰まっているという。そんなバカなと思ったが、まあ1万なら騙されてもいいわと思い、外してもらった。すると、すぐにプラスチックの蓋が、スポッと穴の入り口にふさがっている状況であることがわかった。

それならこれで終了である。母が何を詰まらせたかを言えば、呼ばなくても自分でできたのだ。馬鹿らしい話である。

しかし、この男はまだまだ貪欲である。パイプが硬くなっているからまた詰まるだろうという。それはもう20年も使っているから仕方のないことではあるが、それだからパイプを変えるなんて聞いた試しがない。

パイプは12,000円だという。ホームセンターで800円前後の品である。15倍。

f:id:deebtomy8823:20190307105342j:image

なんじゃこれ。まあ、ぼったくり住宅会社から学んだ手法そのままに展開していく。設置に9000円。えーという感じであるが、この手の人たちにとって、人の不安を煽り、代金を積み上げていくのは当たり前の作業手順である。葬儀屋の見積もりにも近い。

消費者は完全に弱者である。

そして水道業者はぼったくりである。

残念な国日本。

中国の批判や中国の悪口など言えない。

 

全部で3万3000円。

関西●●設備。

 

たいていの水回りは自分で直せますから。

 

支払いを済ませ、母に言うと、あっそうで終わってしまった。呑気なものである。