朝の車内から2つり輪運動第1よ〜い
今日は、太陽も姿を現し、少し気持ちがいい。車内は、一本早い電車のせいか、あの席を譲らないで、ハリーポッター日本語版を読んでいる、バカ私立中学生はいない。
しかし、途中の駅から、50歳過ぎの女性が乗車してきて、満員の車内をかき分け、となりのつり革につかまった。
あっいつか見た人。
ひょっとして。
しばらくすると、つり革につかまりながら、かかとをあげる運動をし始めた。コツコツ、靴が床を打ち付ける音がうるさい。何をしているのだろうと、座ってゲームをしている男性も、イヤホンで、音楽を聴いている女性も、チラチラこちらを確認する。
運動している女性は、我が道を行くという感じで、後ろが空いてしばらくゆとりができたのを見計らい、つり革を持って体を回し始めた。
回すというより、つり革につかまりながら、あちこち体を揺すっているのである。そうそう、前もそうであった。
何やら信念があるようで、真剣にいつものメニューをこなしている。どこかに、コーチでもいるのだろうか。4駅ほどそのつり革運動とやらを繰り返しながら、最後は、また、あのかかと上げ運動で締めくくり、降りていった。
すごいというか、アホらしいというか、別のところでやってよ、というものである。
嗚呼、汗かいたわい。