スーパーカインド
初めて聞いて、Googleで調べたら、カインズホームがでた。
この厄介な名前は、ロスアンゼルスの、交通マナー向上CMである。アメリカなのにいきなり日本語で始まる。
なんだろう。
乗客の不快な顔、
「迷惑ボーイ、メトロの邪魔者」とアナウンスが流れ、座ってお菓子をバカバカ食べ散らかしている怪人が現れる。
どこか、ムックをミカンにしたような変な怪人だ。
同じく車両にいた、超ど派手な日本人っぽい女の子が、「なんとかしなくちゃ」と、これまた、日本語ではなす。
ここは、ロスアンゼルスなのに。
そうすると、女の子は実に分かりやすい英語で「スーパーカインド」と言いながら、手を挙げ、変身ポーズをとり、さほど変身とも呼べない出で立ちになる。
変身が終わると、またもや、背景には超親切の漢字が現れる。
「スーパーカインドの交通機関案内」という、日本語のアナウンスとともに、ポップな曲が流れ、歌が始まる。
なぜか可愛い。
車内では食べたらダメだよっていう感じの歌を、もちろん英語で歌う。バンドも日本風。
スーパーカインドは、若き日の、田中律子に似ている。
ダメよダメダメの歌が終わると、いよいよ、邪魔者と対決。
ゴミや食べ物を、スーパーカインドは、口で吸い込んでしまう。
この辺りは、先日亡くなられた、京唄子さんの、大口芸を彷彿とさせる。吸い込んだろかというのが懐かしくなるほど、似ている。
車内は綺麗に静かになる。
「スーパーカインドのように優しくね」という言葉で終わる。これも、ロスアンゼルスなのに日本語。
なかなかのものである。
他に、荷物は座席に置かないように、不要なものは持ち込まないようにの2本ある。
必見です。
なぜだろう。
でも、親切は日本のお家芸だからなあ。
わ