愛猫てんちゃん14 居間は運動場
我が家の猫は、元ノラ猫。生後4カ月半のメス猫である。
てんてんという子どもがつけた名前があるが、それがてんちゃんになり、ひどい時には猫と呼ばれている。 そのひどい時というのは、あちこちのプリントをひっくり返し、テーブルの上に上がり、上にある食べ物の匂いを嗅ぎ、歩き回る時である。
まだ子猫だから仕方がないことではあるが、いつも同じ遊びをする。
猫は狭いところ、暗いところが好きであるが、てんちゃんが今一番好きなのは、台所にあるペットボトルの炭酸飲料の箱である。
箱を寝かし、箱の底にある小さい穴を窓に見立てて、そこから指を出してちょっかいをかけてくる。
家のたいがいの物の場所や、導線がわかっているので、居間はもう全力疾走をすることができる。とても危険だ。
子どものいうことしか聞かないので、家の中では、人間の方が猫を気にして生きているのだ。
最近わかったことは、鳴き始めたら水が欲しいということ。
猫は自由である。