わが家は毛虫王国
ようやく畑に、胡瓜ができてきた。
この前は、山椒にアゲハの幼虫がたくさん発生し、みかんの木も同じ状態だった。
みかんは、木が大きくなり、食べ尽くされることはなくなったが、でも、あちこち食い散らかされていく。
そうこうしているうちに、サザンカの木にいたチャドクガの幼虫らしきものに肌を刺され、というか、毛が体に触れたようで、手足にぶつぶつのかいかいができた。
チャドクガ こんなのいたかな
おかげで、皮膚科通いである。
皮膚科では、サザンカとツバキにいると、図鑑を出されて説明された。そういえば、両方とも同じ所に植えている。門から玄関までの通路にあるから、自然に服や体が触れているのだろう。小さなぶつぶつができて、異常に痒い。
定期的に殺虫しないといけないようである。2週間前には、そう思っていた矢先に、でたー
あー、また毛虫だ。 あー、毛虫だ。
ヒトリガらしいケムシ
なんたることか。
いつのまにか、毛虫天国になっていた。おさかな天国ならまだいいが、わずか2日にして、40匹以上の茶色い毛長の毛虫が発生していた。
クマケムシとも言われるが、図鑑によると8月あたりにうろちょろするらしい。それならいまいるのはクマケムシではないかもしれない。同類の蛾の亜種かもしれない。
そういえば、庭で出会す幼虫は、そのうち何匹かは図鑑にはないものがいる。もう少し色が違うとか、模様が違うとか、微妙に他違うのである。今目の前にいる毛虫は、ひょっとすると新種かもしれないし、残念なことにケムシ大辞典では紹介されていれのかもしれない。
要するに、素人にはわからない。
クマケムシ風な毛虫を、箸でつまんで1匹ずつとっていった。地面に落ちると丸まって死んだふりをする。葉を揺らして落ちた毛虫を箸で掴むほうが楽である。
今朝もまた、残党を見つけた。
またまた、山椒の木には、アゲハが卵を産んでいる。
モンシロチョウも現れた。
家庭菜園は、農薬を使わない分、こんな時一度に毛虫王国になってしまうのだ。
皮膚科の先生は、殺虫剤で戦っても毛が飛んでくると皮膚炎になるという。
憂鬱な日が続く。