アヒージョ好きのビーバー

世の中の本質を、自分なりに考え、解説します。正義感が強く、偉そうなもの、金持ちには、牙を剥きます。

懐かしい駅そば

今日は、神戸の元町にある廣記商行に、水餃子の皮を買いに行った。店は南京町にある。水餃子は、焼き餃子とは違い、お湯の中で湯がいて行くため、少しでも皮が破れたり、貼り合わせた皮が離れたりしてはならない。湯がいているお湯自体が、肉入りスープになってしまうからだ。

 

実は昨日の夕飯に、水餃子は登場するはずであった。しかし、子どもが、餃子の皮の賞味期限が過ぎていることに気づき、大騒ぎになった。世の中には、知らない所で偽装工作なんかたくさんある。幸せは今日、水餃子を食べることだ。と主張したが、一歩も歩み寄りはなく、明日、つまり今日、もう一度餃子の皮を新しく買い、包むことになったのである。

 

廣記商行の餃子の皮は美味しい。水餃子は、つるんとした艶やかさと滑らかさが命である。もちもちした食感と、みずみずしい中身が融合し、実に美味しい。

5、6分茹で上げたものを、ポン酢や酢醤油で食べると、完璧である。皮が厚めなので、大判の皮なら10個ほどで結構お腹がふくれる。そんなことを楽しみに買いに出かけた。

 

JR元町駅の西口の改札を出ると、前々から気になっていた、まねきの駅そばを、食べることにした。

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JRで通勤通学をしたことがなかったので、駅で食べたのは数回しかなかったが、高校の食堂では、和そばと駅そばを出していた。うどんの和風出汁に中華そばのようなそばを入れたものを、駅そばと呼んでいた。不思議な取り合わせに、3時間目の休み時間に、母の作った弁当を食べ終えた時には、昼食時に食堂で駅そばをよく食べた。 

それが懐かしく、早速食券を買い、キツネの大盛りを頼んだ。駅そばだけに、直ぐに出来上がってきた。

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今更でもないが、美味しい。

麺は柔らかく、出汁もいい。

加古川や姫路まで行かなくても、元町にできたので、とても嬉しい。

駅そばのキツネが360円。大盛り40円。計400円也。

汁もしっかり飲み干して店を出ると、もう2時を回っていた。なんということだ。2時を過ぎると40円引きであった。

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 むむむ。お主、なかなかやるな。

 

これから、餃子を包んでいきます。 

 

グチャ

 

ペチャ

 

ムギュ

 

ほうれ、

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たくさん包みました。

 

ありがとうございました

餃子の作り方は、また報告させてください。

行け行け‼️村上誠一郎

一昨日の、BSーTBSの番組で村上誠一郎行政改革担当相が、出演していた。

外国人記者に囲まれ、現政権がどうして支持率が低下してきたのかを、歯に絹着せぬ物言いで、気持ちよかった。

久しぶりに、この人はわかっていると感じた。お金を、お友達に分散し、時々不倫をするだけの政党である自民党に、哲学と理念をもって働いている人がいると知って、驚くとともに、応援したくなった。

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そもそも、政権政党には、色々な決断が強いられる。どれを選ぶか、どっちにするかという時には、今の状況で判断していい場合と10年20年後を俯瞰して決定しなければならないことがある。未来を語るには、よく勉強しそうなるような施策を実行しなければならない。だからこそ、議員には常に学び、提言していく力がいる。

民主党鳩山代表にも、菅代表にも、それはなかった。あるべき論が前面に出て、沖縄の基地問題も、消費税の値上げも、実に唐突に提案し民意を失った。組合貴族、批判ロジックでは、新しいことを、生み出してはいけない。その上意下達型のシステム慣れや、聞く耳を持たない以上唯我独尊体制に、決定的に持ち得なかったものは、学びの心である。もう、多くの国民は、そういう政党が、どう名前を変え、人気のある女性代表を選んだとして、やすやすと認めるはずはない。弱者の代表として、働くものの見方として交代したのにもかかわらず、何かを無償にしただけの政党なんて、もうポンコツなのである。

 

言っておくが、実は、自民もずいぶん前からポンコツである。政権に居座らないと、今までの富の不公平配分も発覚するし、利権も失われてしまう。とにかく、是が非でも政権政党でないと困るために、他政党と連立を組んできた。他の考えと馴染んでやっていくというのは、学び方の1つではあるが、果たして、選挙に勝つためだけで、口から出る言葉を変えられるであろうか。その嘘っぱちを1番初めに聞くのは自分の耳なのである。本当に、やってはいけないことをやっているのである。

 

さて、村上さんには、ぜひ総理大臣になっていただいて、学ばない連中や、極端な全体主義の帝国論者、お気楽現世利益主義者を排除し、もう一度保守の真髄を極めてほしい。

その時こそ、本当の対抗勢力が生まれ、日本はまともな国になる気がする。願わくは、その対抗勢力の参謀として、一戦を交えたい。

 

ゲスの大阪地検

今日、我々が税金を納めてやっている大阪地検が、前理事長夫婦を逮捕した。なんと詐欺の容疑であるという。助成金不正受給のことは、本人も非を認め弁済もしている。その経緯も、なんとなくわかる。それがわからないのは、大阪地検の連中は、高給とりのばか者集団だ。どうして、詐欺なんだろう?本物の詐欺師を捕まえられないくせに。

前理事長夫婦は、逮捕までしなくても、寄り添って、悩みを聞けば必ず本当のことを話す人である。 たくさんの人たちに接してきたから、なんとなくわかる。

職場の人の中にも、悪くいう人はいない。前理事長は、武士のような人であると感じる。

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そもそも、この話は、そんなところに問題があるのではない。本来は財務省大阪航空局など、国有地の売却に関わった連中と、それに口利きをしたはずの輩に、同様に事情聴取をしなければ、この話の根本はわからない。

そこには、あの前理事長夫婦は、明らかに関与していない。8億をまけさせ、首相や日本会議の連中がやりたい、国家主義教育を推進させようとしたのは誰か。

前理事長が、梯子を外されたと名指しで指摘されたマリオネットは、無罪放免なのか?あれほど、頼りにし尊敬していた首相を、裏切り者呼ばわりをしたわけは何か。そうなれば、事情聴取をする相手はたくさんいるはずだ。

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検察は、巨悪を追求するのが仕事である。国民の手の届かない、権力に立ち向かえるのが、検察なのである。それなのに、こんな体たらくで良いのか。こんな奴らに血税が使われていることこそ、逮捕なのである。

 

しかし、相手はアホの大阪の地方検察庁である。近畿に住んでいないとわからないのではあるが、大阪には、日本中の悪が詰まっている。市民は陽気で人間味があり、逞しい。それをいいことに、官公庁はぐちゃぐちゃである。 特に、警察など取り締まるという類のものには、不正が簡単に入り込む。誰かの力が動く。

テレビに出て、世の中の不正に文句を言うだけで簡単に正義の味方になれる。お笑い芸人でさえ、相手の話を聞かない弁護士でさえ知事や市長になれる。

改革派ではない政党に維新と名前がついているだけで、世の中を変えてくれると錯覚し、それになびいてしまった。そういう街だからこそ、保守系のテレビ局は、この前理事長の問題を、彼自身の個人の問題であると思わせるような報道をし続けていた。朝の報道番組は、宗教的なまで、現政権賛美である。日曜日の昼の番組は、放送法違反ではないかと思う。

もう許せないので、もう大きい数字のチャンネルは見ない。

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ここで、もっと賢く、あの独裁者に奪われていった言論の自由や、教育の自由、世の中を変える自由を取り戻したい。

 

たくさん本を読もう。

素敵な和歌山 3

昨夜、NHKスペシャルで、「列島誕生  ジオ・ジャパン 、第2集、奇跡の列島は山国になった」という番組があった。

 4つの大事件を紐解きながら、 この島国が類い稀な自然豊かな土地になったわけを紹介していた。

それは、

第1の大事件 引きちぎられた大地。

   大陸からの分離

第2の大事件 火山島の連続衝突。

   フィリピン海プレートの連続衝突

第3の大事件 地球最大規模の噴火。

第4の大事件 突然の列島大隆起。

とすすみ、昨夜は、第3第4の事件を中心に、大陸から離れ、なだらかな平原ばかりであった列島が、どのようにして山国になり、四季がもたらせられたのかを、地質の研究から解き明かしていった。

 

そのきっかけになったのが、紀伊半島で起こったカルデラ噴火と呼ばれる事件である。今から約1400万年も前に、地中深くにたまったマグマがカルデラ状に沈み、外輪山に沿って一度に噴火し、カルデラ内にある本来内輪山があるべきところのマグマが、冷えて固まり、比較的比重の軽い花崗岩の岩として固まったというのである。花崗岩は、その後、比重の軽さゆえ、ずっと上昇し続け、それが紀伊山地の造山運動につながっているというのだ。マグマは、太平洋プレートではなく、フィリピン海プレート由来のもので、ちょうど、列島が大陸から離れて100万年経った頃に起こった。

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これを、さすがNHKは、わかりやすくCGで解説していたのであるが、和歌山では、古座の一枚岩などの岩石調査や、奇岩の多さ、そして、たくさんの温泉郡から、火山の影響がそれらをもたらしたのであると随分前から考えられて来た。今から、1400年前に起こった火山の噴火が、山がちな日本を形成するキッカケになったのである。

 

さて、またまた古座が登場したが、紀伊半島の南東には、たくさんの温泉がある。前に紹介した勝浦温泉、また、川から温泉が湧いている川湯温泉、古くからある湯ノ峰温泉、渡瀬温泉、湯川温泉、串本温泉、太地温泉、など、

どれもいい温泉だ。特に湯ノ峰温泉は、その源泉の温度は、92度。紅茶にちょうどいいぐらいか?

また、川湯温泉は、川床から70度のお湯が随時あちらこちらから湧いている。大変な量の温泉水があることがわかる。

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南紀は、畿内から見ると、すみの(隈の)方で、生の果て、魂が帰って行くところ、として熊野三山めぐりが行われたが、実は、隈野(熊野)の地は、日本が日本らしくなった始まりを告げた場所であるのだ。

古くからある奇岩信仰は、ありがたいという意味でも、当然であるともいえるのである。

 

また、和歌山行こう!

中国も北朝鮮もロシアもみんな同じだ

今日、トランプ大統領が、久しぶりに納得する意見を話した。

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I am very disappointed in China. Our foolish past leaders have allowed them to make hundreds of billions of dollars a year in trade, yet......they do NOTHING for us with North Korea, just talk. We will no longer allow this to continue. China could easily solve this problem!

 「中国にはとても失望した。われわれのばかな過去のリーダーたちは彼らに貿易で年間数千億ドルを儲けさせてきた。・・・だが彼らは北朝鮮についてわれわれのために何もしていない。ただ話しているだけだ。われわれはもうこんなことが続くことを許さない。中国は簡単にこの問題を解決できるはずだ!」

 

別に、中国が憎いわけではないが、日本に対しても、アメリカに対しても、まともな対応をしてこなかった怒りは感じる。トランプ大統領が、自分よりも前の大統領の事をよく言わないのは、いつものことであるが、それを差し引いても、言っていることは、その通りなのである。

1978年、鄧小平が、日本に産業発展と、ものづくりの国として工場の建設を求めて来た。共産主義の国なら、国営にし国民を集めて製造を行うことが、当然のやり方のはずであった。しかし、中国共産党が、日本の会社との契約者となり、国内に工場を建設する権利を、党の独占として一手に握り、交渉を行った。

作らせてあげましょう。それなら、党にお金をください。という契約の仕方である。おまけに、工場は、中国共産党との共同経営となり、党はますます私腹を肥やすことになった。

さらに、お金に執着した党の幹部は、鄧小平の、改革・開放路線のもと、「先に豊かになれる者から豊かになれ」という言葉に乗じ、先ず自分から豊かになろうとした。

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1979年、松下幸之助自ら鄧小平と、君子の約束を交わした松下電器産業は、その鄧小平の中国の発展を希求する熱い想いを組し、それを信じて真っ先に工場を建設した。

工場を輸出することは、製造のノウハウを教えることにつながる。明治の初めに日本は富岡製糸場などの官営工場を建設し、技術者を高額で雇い入れ、産業の発展に繋げた。

それに似ているが、次第に安い労働賃金を利用していると足元を見られ、高い契約金を言い値で払わされるようになった。

聞いた話では、合資会社の形態をとり、半分は日本の資金、半分は日本が中国共産党の名前で出した資金。結局、中国共産党は、何も払わないで、半分は自分の資産になるという仕組みなのだ。

こんな事をして、中国共産党の幹部は私腹を肥やし、その利益やものの豊かさは国民の手に渡らなかった。

これが実態なのである。

 

日本の善意は、中国共産党の指導のもと、一般の国民に伝わらず、嫌日教育と共に、軽んじてられるようになっている。新幹線も、走らせてほしいというから、川崎重工などが建設をしたものの、すぐにコピーされ、自分たちが研究開発したとうそぶき、他国へ安価で売りつけて来ている。

人の話は聞かない。民主主義は知らない。独裁政治は、北朝鮮と全く同じ構造なのである。

中国の日本企業が外交がらみで、襲われ破壊行為を受けた。あれは、絶対中国共産党の指導で、動員された連中が演じたのだという事を忘れてはいけない。

 

そんな危ない国が、2つも近くにあることが、日本人にとって1番不幸なことである。中国からの旅行者は、日本に来て何をしているのか?何を見て帰るのか?

 

だんだんヒートアップしてきた。

しかし、実は、北京はもう5回も訪れている。人民大会堂で、2回、中国の団体と交流会をした。西安、南京、などあちこち視察旅行もした。省の政府の知事と会食もした。一人ひとりの人は、とてもいい人が多い。親しい友だちもいる。

高校生の時は、倫理社会の授業時間に、「毛沢東」を研究し発表をした。矛盾論も新民主者議論も買って読んだ。北京放送局から、記念カードも貰った。

一生懸命頑張っていた頃の中国は大好きなのである。

だからこそ、覇権主義で人権無視の醜い社会体制を見せつけている中国が、情けない。

旅行者は、どんなつもりで、やってくるのだろう。日本の何を理解して帰るのだろう。

心配になる。

 

ディズニーランド物語2

アメリカのディズニーランドはカリフォルニアとフロリダの二箇所にある。

 

ずいぶん大人になっても、仕事に没頭していたため、いつしか、カリフォルニアのディズニーランドのことを忘れていた。すでに東京ディズニーランドもできていたが、ウォルトの夢の街が、日本にあるわけがないと、あまり興味が持てなかった。

しかし、訳あって(長くなるので中略)ついに、アメリカ西海岸を訪れることになった。25日間。しかも、ブラジルから来た日系二世の大学教授の通訳付きである。おかげで仕事は、素晴らしく順調にすすみ、資料も視察も10日ほどで終わってしまった。その後、会議の都合でサンフランシスコから、ロスアンゼルスに移動したが、肝心の通訳の先生は、学会か何かの用事で突然ブラジルに帰ってしまった。日本からの、視察団本体は、まだ1週間近く来ない。その間、何とか生き延びることと、アメリカに関して研鑽を積む事を目標に、街に出ることにした。何か、調べ物をと考えたのが、ディズニーランドである。アナハイムの安いホテルに宿泊し、ディズニーランドに日参した。

 

ずいぶん前のことなので、詳細はあまり覚えていないが、一つ一つ尋ねられると蘇ってくる。

午前中は、雑用やリポートの整理をし、子どもの時夢にまで見たディズニーランドに、昼からシャトルバスで乗り付ける毎日を送った。

 

初めてパレードを見たときは、感激して涙が出た。観客はみんな外国人。その人たちの喜びようは、すごい。その中で、1人でいることは、いわばアメリカ人ばかりのジャグジーに、1人チョンマゲをしてふんどしで浸かっているみたいなものであった。

 

マッターホルンボブスレーに並んでいるとき、前にいた小学一年生ぐらいの子供が、突然話しかけてきた。何か間違ったのだろうかとあわてたが、何度も同じ事を言うので、しっかり聞いてみた。

「今日はお父さんとお母さんとで来たのだけれど、2人とも食事の後はゆっくりしたいと1人で遊んでおいでと言われた。このアトラクションは、大人と一緒でないと乗れないので、一緒に乗って」と、言うのである。

順番が来ていたので、あまり考えず「いいよ」と言ってしまった。

乗り口のキャストに、ファミリー?と問われたが、こちらが言う前に、その男の子は、「イエス」と、答えた。すんなりと乗る事ができた。男の子は、白い肌に金髪。

 すると、キャストは、ニコニコ笑いながら「OK」乗せてくれた。

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もしも、金髪少年に何かあたら大変だと、後ろから、きちんと座れだとか、よそ見するなとか、声をかけたが、あまり効き目がなかった。終わると、「サンキュー」と言って、走って立ち去ってしまった。

 

人気のインディー・ジョーンズのアトラクションは、シングルライドなので、乗り放題状態であった。12人乗りのジープがどこでまがるとか、どこで矢のような風が吹いてくるのかは、しっかり覚え、それなりのリアクションができるようになって来た。何度目かの時、いつもと同じように、シングルのラインに並び、どんどん行列を追い抜いていった。

4、5人待った後、キャストに「ワン?」と尋ねられ、いよいよ乗車となった。3列目の1番左。ジープといっても、簡単に言えばジェットコースターなのである。1番前も怖いけれど。1番後ろも結構根性がいる。それも、1番端。もう、出発準備完了というところに呼ばれたのだ。しかし、座れない。隣の女性の脚もお尻もはみ出して来ていたのだ。3人ともすっごくふくよかで、もう最後列は3人でいっぱいではないか。もう、朝の通勤ラッシュでの、押し屋のアルバイト青年がいないとおさまらない状況にあった。それなのに、左足が入りきらないのに、安全ベルトが金具に止ったとたん、車は動き始めた。隣の3人は、もうテンション全開。ワーワー、キャーキャー、騒ぎっぱなし。もうこちらは、遠心力で3人のお姉様方の尋常じゃない体重が一気にかかり、足どころか、体までもはみ出し、このままでは残念な結果を招くかもしれないと心配になった。それでも、お姉様方のテンションは、下がらない。それどころか、こちらが体制を整えている最中にもかかわらず、盛んにギャーギャーと、最高だ!信じられない!とわめき、同意を求めてくる。それはそうなのだけれどこちらは、たった一つの自分の命を守るために、体がジープから落ちないように奮闘している。まさに、映画のインディー・ジョーンズと同じである。

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ようやく、アトラクションが終わり、ジープから降りるや否や、隣の席の半分座席を占領していた女性が、 背中をどんどん叩いて来て、どうだい良かっただろうと聞いてくる。そうすごくよかったと、感謝の言葉を伝えた。3人が肩を並べて帰る様子を見て、よくあの座席に収まっていたものだと感心した。同時に、それなりに後1人乗るために、我慢してくれていたのだなあと、気づいた。

 

今となっては、懐かしい楽しい思い出である。

 

最後まで、ご購読いただきありがとうございました。

ディズニーランド物語1

まだ小学生の頃、その頃のアメリカへのあこがれは、すごかった。外国人を外人と呼んでいた頃であり、欲しいものは何でもアメリカにあった。
「うちのママは世界一」や「パパは何でも知っている」などのテレビドラマでは、部屋の電化製品の多さや、その大きさをいつも羨ましく思っていた。それ以上に、家の大きさ、体の大きさも憧れであった。何部屋もあり、ダイニングから自分の部屋に帰って行く子どもたちの姿を見て、やはり戦争に負けたのだと感じた。
「海底科学作戦 原潜シービュー号」では、アフレコの意味がわからくて、外人が日本語を勉強して話していると勘違いしていたが、近所のおじさんに、そうではなく、日本人が化粧をして、外人になりすましていると教えられ、長くそう信じていた。
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「ライフルマン」「ターザン」「ララミー牧場」などのテレビドラマで見る外国は、素晴らしく、何でもまねをした。
幼稚園の時にはライフルを、一年生では、2丁拳銃をサンタクロースにもらい、胸に保安官バッジをつけて、町内をパトロールした。
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当時は、犬は番犬であり、猫はネズミ捕りという、立派な家族としての役割があった。犬も猫もその願いにしっかり応えてくれていた。そういう社会に風穴を開けたのが、「名犬ラッシー」であり「わんぱくフリッパー」である。本来とは別の活躍をして、人間を助ける動物の登場である。
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イルカは飼えないし、フロリダほどの広大な湿地帯はない。イルカは飼えないから、もう自分がイルカになるしかないと、プールで立ち泳ぎをし、跳び上がって後ずさりして泳ぐのが小学生の間で流行った。今で言うと、シンクロの先駆けのようなものである。しかし、ラッシーなら何とかなるかもと、コリーを飼うのがブームにもなった。家では、白いスピッツのチコがいたので飼えなかったが、学校の帰りによく道草をして、友達の家のコリーを触りに行った。

ディズニーランドの話がまだかとお怒りの貴兄に、そろそろ金曜日の午後8時の話をしていきたい。8時からは、三菱ダイヤモンドアワーとして、プロレスとディズニーが、交互に放送されていた。
当時大人気であったプロレスでは、試合の開始前やCM中には三菱電機の掃除機「風神」でリングのマットを掃除し、それをアナウンサーが、必ず解説していた。そんなにも、プロレスをすると床が汚れるのか、そりゃ土足だからだと変に友だちと納得し、プロレスごっこをする時には、次の試合の開始までに、誰かが風神で掃除する真似をし、臨場感を高めた。

プロレスがない週はディズニーである。その日は、プロレス好きの父は少しがっかりしているようで、子どもながらよくわかっていた。ディズニーが、始まっても、子どもたちは、油断してはいけない。

番組は、4つの国に分かれていて、それをウォルトディズニーが様々な解説をし、ティンカー・ベルが妖精の粉をふりかけて、お話を選んでくれるのである。

TOMORROWLAND(未来の国)
FANTASYLAND(お伽の国)
ADVENTURELAND(冒険の国)
FRONTIERLAND(開拓の国)
中でも、お伽の国は、アニメであったため人気があった。同時に、星に願いをが流れ、何とも幸せな気持ちになれたのである。

中には、当時カリフォルニアのロスアンゼルスに建設していた、ウォルトの夢の街、ディズニーランドの紹介もあった。

それを見ていた父は、ビーバーも大人になればいけるかもしれないなあ。とポツンと言った。そうであってほしいと願ったが、何しろ、当時の日本人の目標は、ハワイである。カリフォルニアなど、夢のまた夢で、庶民は何とか、ロート製薬の「アップダウンクイズ」に出場し、10問正解して、ハワイへ飛行機で行くことを願っていた。

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新婚旅行での定番は、宮崎。伊東に行くならハトヤ、電話はヨイフロ。当たり前田のクラッカー。美味しいとメガネが落ちるんですよ。などと言いながら、誰もが豊かになりたかった時代である。

 

今や、その時よりはずいぶん豊かになった日本は、中国人や外国人の自己本位の行動をたしなめるが、今から半世紀前の日本人も、変わらなかったのである。

 

その後、何とか大人になり、大学生の時から海外旅行に行けるぐらい、日本は豊かになるのであるが、それは次のお話。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

次回をお楽しみに。

がんばります。指疲れました。