捜索は短期に多人数導入を
新潟県の、山で行方不明になっていた親子らしい遺体がヘリコプターで発見された。
まだ探しているとは知らなかったが、捜索依頼があったのに、警察の初動連絡が6時間も遅れ、しかも、はじめ導入された捜索隊の人数が、とても少なかったと記憶している。
まあ、登山道の傍にいるだろうて言うことでお気楽に捜索していたのであろうが、山慣れた人といえども、幼い子供を連れてどうにもならないというときは、切羽詰まった一大事であるのだ。
まあ、プロならわかるだろうが、とにかく、あのぐらいの山なら、一度に400人以上を導入して麓から一斉に捜索すべきであった。二次遭難を防ぐためとか言いながら、結局は、ど素人に近い警察や消防がその任にあたり、その山を詳しく知る地元登山者や、関係者を排除して行われる。
40年ほど前に、六甲山の登山中にお年寄りが行方不明になっているという事態があった。山にいると、見かけたら連絡してくれと、ヘリコプターで山肌ギリギリに飛びながら呼びかけてきた。私のパーティーも2、3時間周辺を捜索した。補助ロープも使って崖下も探した。山仲間はそうするものだ。
今回の遭難は、警察の人為的ミスだと思う。