使おう10万円
ネット上では、そこそこ名の知れた人たちが、勝手な自論を主張している。
全員に配布される10万円を、受け取る受け取らない、公務員に出させる寄付させるなど、勝手なことばかり言っている。
言論の自由はわかるが、自分が1番えらいように書くのは間違っている。
テレビに出て、自分自身があほほどムッチャ儲けているくせに、公務員バッシングを続ける輩は、公務員は、最低限のおこぼれ頂戴の生活をしろと言っているのと同様である。
10万円は、全国民に渡されるもので、しかも、未来への借金であるわけである。
国民が一人ひとり、全員未来に借金をするわけだから、全員受け取る権利があり、それは、第三者の金ではなく、自分の財布から出て行った、いや、将来的に自分が負担すべきものなのだ。
こんな時に、いつもしてもいない富の配分だとか、お金持ちがとかいうべきではない。
普段から、金持ちはインチキなぐらい税制は優遇され、法人税、所得税もかなり低い。
その反面、大かたの公務員や会社員の税率は、驚くほど高い。固定資産税も、贈与税も、ついには、大した遺産もないのに、相続税まで、控除額を下げて、持てない人からも巻き上げている。
年金は支払わない、税金はどんどこ貧しい人からとる、社会保障のレベルは下げられる、というベクトルを、政府は突き進んでいる。
そのくせ、外交上、わざと周辺諸国との緊張を煽り、国民に不安を与え、きっちり利権を生む、戦闘機やイージスアショアなど、購入する。
一発でその街が廃墟になるのに、攻撃をしてくるといわれている国の実力を甘くみている。相手は、太平洋戦争の時のアメリカを凌ぐ工業生産力がある。
マスクも、梅干も、筍も、あさりも、自動車部品も、日本よりたくさん生産でき、日本の外食産業や国内生産を支えているのだ。
自営業者の中には、必要経費だと言って、自分の飲食費から車から、美術品、さらには趣味や風俗に至るまで、会社の金で賄い、収支をトントンにしている。税金などバカらしいと、巧みな操作をして税金逃れをしているのである。
確かにそういうこともできない、零細企業はたくさんあるが、残念なことに、いつの時代も、そういう企業は、自然淘汰されてきた。実際、燃料が石炭から石油に変わった時、ものづくりが、韓国や中国に移った時や、しばらくして東南アジア、南アジアに移った時など、波状的に日本の中小企業は倒産の嵐になった。国は、そういう企業を、新興国から利権を受け取る代わりに、いとも簡単に見捨てたのである。それほど、この国は、いや国会議員は、金に汚くなっていたのだ。
その間、多くの優れた技術や仕組みが失われてきたし、海外に流出してしまった。
それなのに、国は何もしなかった。
常に金持ちの側に立ってきたのである。
またまた、どさくさ紛れに、カジノ法案を成立させ、オリンピックをどうしてもやりたいから、なんでもしますと国民の命そっちのけの経済政策ばかり。
噂の東大出の補佐官である、金正恩の言いなりになった首相が、問題の本質を読み解けないミクロの対策を、実に控えめに、いつも遅ればせに、ルビを打たれた原稿にしたものを、わからないなあと理解することなく、読み上げているだけなのである。
「でありますと。」
もう一度言おう。
10万円は、みんな手に入れよう。 もちろん国会議員もだ。
社長さんも、前園さんも、孫さんも。
何度も言うが自分の金である。
金があるという人も、変な道徳心など持ち出さないで欲しい。
偽善者になるな。
ボランティアは、顔の見えない人にすることではない。自分の命をかけてすることだから、相手が見えていなければならない。
騙されてはいけない。
煽られてもいけない。
クールが1番。
それでも後ろめたい人や、他人のことが気になる人は、すぐに使おう。経済は、金が回らないと正常に動いていけない。
近くの食堂でテイクアウトをしたり、馴染みの店に、とりあえずの予約金を入れたり、手付金にしたりしよう。
交通機関も、将来いつでも使えるチケットを格安で販売しよう。
ないよりもマシなのだから、
みんな労働の見返りとなる代金としてのお金の使い方をしよう。
決してめぐんではいけない、
めぐんでもらってもいけない。
寄付してもいけない、
みんな苦しいのだから労働の対価として、今はできないけど、自分の力を発揮できる時にその対価としての証拠として、予約しよう。
今こそ和歌山の浜口梧陵を思い出そう。
人が人として生きる意味を考えよう。
これは、令和の黒船である。
何かを変えよう。
10万円は、子どもがくれる肩たたき券ようなもの。
使ってもいいし、使わなくてもいい。
でも子どもを育てるなら使うであろう。
何度も言うが、余裕のある人は、知らない人にめぐまないで、金が流れていく経済の川に金を流そう。
決して、大したこともできない、弱者に届けることのない、行政に寄付をするのは絶対にやめよう。ドブに捨てるようなものである。
お店の人は、そういう意味で、信頼のおける予約カードを考えて欲しい。
必ず買うから。