神戸のトイレには神様はいない
トイレは、文化水準を示す。
世界一機能的な便器がある国は日本である。
広島平和資料館のトイレは絶品である。
しかし、こういう日本でも、4〜50年前までは、まだ、水洗トイレではなかった。その後急速に水洗化が進んだのだ。神戸市では、下水道の整備を最優先にしたので、一般家庭の水洗化は早かった。
昔の木造の小学校では、離れに木造のトイレがあり、ものすごく大きな便槽があり、凄まじい匂いだった。
和歌山にあった3階建ての旅館には、2階からできるトイレがあり、よく覚えていないが、かなりスリリングなものだった。今は重要文化財である。
中国へ行くと、今でも、スリリングなトイレに出会う。近代化として、先進国の真似をして一応の形を作るが、使うものの気持ちが進まず、汚しっぱなしである。その汚さは、衛生的な行為を求められる飲食店であっても同じで、観光客はホテルでないとできない。
さて、神戸市の学校のトイレである。
学校は建てた後、トイレの改修はしない。
だから、とことん汚い。ようやく洋式も出てきているが、一対一でまだ和式も存在する。
小中学校に出向くと、職員トイレを案内されるが、随分汚いトイレばかりである。
話はそれるが、学校は、何から何までびっくりするほど高いという。理科室で使う器具でも、ほぼ納入業者が独占しており、これまた、あほの上塗りの委員会の指導で、決められたところからしか買うことができないらしい。
聞いた話では、例えば、カセットコンロ1台が1万8千円もする。しかし、ホームセンターで同等のものが4千円で買える。花の土も、ホームセンターの3倍の値段で買う。その3倍は、持ってきてもらう手間と作業の料金である。
全て税金。
そういうことで、ややこしい特別な許可を取ってホームセンターに買い出しに行くとなっても、自動車も、ガソリンも、あほ委員会は旅費は出さない。教員の責任と自腹の上に成り立っているのだ。
お疲れ様でお気の毒。
いまの、コロナの政府のアホ対応は、同じようにどの公務員の世界にもあるのだ。あまりにもアホすぎて哀れである。
それなのに、全児童、生徒にPCを配布するという。やめとけ。また業者に足元を見られる。友だちに聞くと、神戸市の学校のPCは、韓国製。
それで作った教材や資料は、作った教師に著作権はないらしい。これではもう、ブラックすぎるやろ。カメラも許可制で、研究の進度は鈍ってると言う。文科省の調査官はばちばち撮るのにと言うことである。ペーペーの教員にはそんな権限を与えてはならないらしい。そんな階級制のようなことをやるから東須磨小事件が起こるのだ。馬鹿馬鹿しい。
ところで、トイレの話である。
宝塚や西宮では、小中学校のトイレの改修が進んでいる。最近は、ウォシュレットを整備することが多い。知り合いの西宮の学校でも、ウォシュレットが整備されていた。
また、和式もまだたくさんある。今の時代和式を設置する理由を聞いてみると、家以外でトイレをするときに困るからだという。
そんな答えって、安倍晋三の言い逃れ、はぐらかしとなんら変わらない。それこそ、ウォシュレットの使い方を教えないといけないではないか。
定価の3倍の教材や言い値の施設でぼったくられているから、金がないらしい。
哀しい話である。
東京の大学など、もう和式トイレがないところがある。ウォシュレット使い放題、便座クリーナー付き。
和歌山県では、世界遺産登録のため、全県上げてトイレの改修を行った。山の中にもウォシュレットがある。きれい。
神戸の町は、市民トイレが汚い。
もう国際と言う言葉を返上しなければならない状況である。